2015.03.25
海外での活動

コミュニティ図書館

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ
活動風景

ハラゲー、ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所インターンの相波です。
まだ雨季ではないのですが、メーソットは今週に入り、午後になると降ったり止んだりの土砂降りの雨に見舞われています。3月になり、40度近い日が続いていましたので、雨が降ると気温も下がり、束の間の「涼」を取ることができています。

今月は各難民キャンプ図書館にて四半期会議が開かれました。通常、会議や研修を難民キャンプ内のコミュニティ図書館にて開催する際には、各コミュニティ図書館の図書館員も参加するため会議・研修で使用する以外の図書館を閉館します。そのため、図書館を利用している利用者を目にする機会は中々ありませんでした。今回、ヌポ難民キャンプでの四半期会議は午前中で終わり、午後は図書館員・図書館青年ボランティア・教員・利用者に図書館利用に関するインタビューをしていたのですが、多くの利用者が午後になり図書館を訪れました。今回のブログでは、ほんの僅かですが、図書館利用者をご紹介します。

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彼女たちは、ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所が昨年出版した絵本を借りていました。彼女たちにはインタビューもしたのですが、「図書館へは頻繁に来て、本を借りています。」とにこにこしながら話してくれました。

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図書館から離れたところに住む手前の青年2人は、ポスト10学校(難民キャンプ内で高等教育機関に相当)の学生で、学習参考書を真剣な眼差しで読んでいました。

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彼女は幼稚園の先生で、自分の子どもと一緒に四半期会議に参加していました。会議後、絵本を指差して「これ何?」と尋ねる子どもに、お話の読み聞かせをしていました。

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お母さんが子どもを連れて図書館へ来ました。利用者登録をしてすぐ、子どもを抱いて絵本を3冊選び、それらを借りました。バナナに夢中だった子どもも、片手でお母さんの手を掴み、もう片手には絵本をしっかり持って、図書館を後にしました。図書館担当の話によると、ここヌポ難民キャンプでは絵本を借りるお母さん・お父さんが増えているそうです。

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絵本を借りる小学生の子どもたち、学習参考書を読む学生、小説や雑誌を読む大人たち、子どもと一緒に図書館を訪れて絵本を借りるお母さんといった利用者に出会い、コミュニティ図書館がコミュニティに住む人々に開かれた「集いの場」であると改めて感じました。子どもたちが一緒に来て一冊の絵本を読みながら楽しそうに話している様子、大人の利用者が同じく図書館に来ている他の利用者と井戸端会議のようなことをしている様子、まだ文字の読み書きを知らないであろう年頃の子どもが、兄弟や両親・祖父母の手を引いて図書館に来ては、絵本を読んでもらっている様子を見かけます。コミュニティ図書館はただ単に訪れ、本を読み、借りるだけの場ではなく、コミュニティの人々が集まり、人と人とが交流し、お互いの絆を深める場でもあるのではないでしょうか。

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(写真は、図書館の外で遊んでいた子どもたち)

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所インターン
相波優太