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Laos / ラオス これまでの活動

ラオスでの約20年間の活動を通じて、ラオスの教育の質の改善に大きく貢献することができました。

謄写版製作・普及および教材製作プロジェクト

「謄写版」は別名「ガリ版」と呼ばれています。電気が要らず、価格が安く、使い方が簡単な印刷機(孔版)として、戦前戦後の日本の学校などで活躍していました。ラオス事務所開設前の1985年にラオス教育省の要請で「謄写版活用ワークショップ」を開催したのがきっかけで、1992年の事務所開設以降、ラオス全土の小学校8,120校(2000年当時)に各1台ずつ謄写版を配布し、拠点となる小学校の教員ならびに各県・郡教育局の担当職員を対象に、教具として謄写版の活用法を紹介したトレーニングを実施しました。謄写版はその利便性から、黒板や教科書、教材がほとんど無かった当時のラオスの学校において、文集作りなどを通じ生徒たちが自ら表現する手段としてたいへん貴重な存在でした。

図書箱配布事業

1992年当時は、首都のビエンチャンに国立図書館があるのみで公共図書館はおろか、図書室(あるいは図書コーナー)をもつ小学校はほとんどありませんでした。この状況を改善するため、国立図書館が1990年から始めた「ラオス全国読書推進運動」に協力する形で、図書箱の配布と研修を開始しました。図書館のない地方15県の1,207の小学校に対して、1,974箱の図書箱を配布、先生に対して図書の管理の仕方や読み聞かせの方法などを含んだ研修会も実施しました。木箱を空ければ、教室でも、校庭でも、どこでも移動式の図書館になり、現在も重宝されています。

アジア子どもの家の支援

ラオス経済が自由化されてから、外国、特に隣国タイから多大な影響を受けるようになりました。文化面の影響は深刻で、自国の文化の保護・継承が急務であることから、図書館活動と伝統文化活動を行う児童館的な役割を果たす場所として、1995年に全日本自治団体労働組合(自治労)と協働でビエンチャンに「アジア子どもの家」を建設し、運営支援を行いました。「子どもの家」では、伝統舞踊、楽器、歌、料理、織物、ゲーム、おはなし、読書などに力を入れ、子どもたちにとって社会教育の場として発展してきました。現在は「子どもの家」の活動がラオスでの社会教育のモデルとなり、ラオス情報文化省が同様の活動を展開、全県で37カ所の「子ども文化センター」が設立され、自立発展しています。

公共図書館支援

ラオスで建設した

図書箱配布や絵本出版を通じてラオスでの読書推進活動を行ってきましたが、絵本を卒業した子どもたちの読む本が足りないというリクエストが増え、すべての人に開かれた公共図書館のニーズが高まりました。そのような状況で、資金提供と技術指導をしてくださった自治労名古屋市の図書館員のご協力もあり、2003年にサワンナケート県公共図書館の建設支援を実施。以降、2013年末まで、サワンナケート県の他5県(ビエンチャン首都、ビエンチャン、サイヤブリ、ウドムサイ、フアパン)の公共図書館の建設、ルアンパバーン県公共図書館の改修、前述の6県の公共図書館にチャンパサック県とシェンクワン県を加えた計8県の公共図書館に対して、図書館向けの研修、蔵書の提供などを行っていました。