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Laos / ラオス 国の歴史と教育問題

第二次世界大戦後、大国の思惑の間で翻弄され続けたラオス。いまだに都市と地方の教育格差、図書にふれる機会もなく、屋根や壁が破損している校舎で学ぶ子どもたちがいるなど、ラオスの子どもたちをとりまく学習環境は課題山積です。

ラオス基礎情報

国名/首都 ラオス人民民主共和国/ビエンチャン
基本情報 人口: 706万人(2018年、世界銀行)
国土面積: 236,800 km²
言語:  ラオス語
平均寿命: 67歳(2018年、世界銀行)
乳児死亡率(1歳未満): 38人/1,000人(2018年、ユニセフ)
幼児死亡率(5歳未満): 47人/1,000人(2018年、ユニセフ)
経済状況 一人当たりの名目GDP:  2,566 ドル(2018年、IMF)
消費者物価上昇率(インフレ率): 2.0%(2018年、IMF)
教育状況 小学校を卒業する率: 87%(2017年、ユニセフ)
成人識字率: 85%(2015年、ユネスコ)

ラオスの歴史

1353年にランサーン王国が建国されましたが、周辺国からの侵略で分裂状態が続きます。1899年、フランスが植民地化。第二次世界大戦中に日本軍が侵攻し、植民地支配を一時的に解放したものの、1945年の終戦と同時に日本軍は去りました。その後は30年に渡りフランスが再び介入し、ベトナム戦争とあいまってアメリカが絡み、ラオス人自身も3派にわかれて戦わなければならなかったのは、大国の間で翻弄されたラオスの悲劇だったといえます。今でも処理されずに残っている不発弾が多くあり、国際社会の支援を受け、不発弾の処理作業が進められています。

森林開発、鉱物開発、ダム水力発電などの大きなプロジェクトが行われていますが、中国などの外資系企業が実施しているものが多数を占めます。

ラオスでの教育問題

後発開発途上国からの脱却を目標に掲げ、貧困の根本的解決の一つの手段として、教育の普及・改善の行動計画を優先課題として取り組んできています。また、教育スポーツ省は「万人のための教育」を達成するための教育政策と、それに基づく教育計画の策定を進めています。これらの成果として、2005-2006年に84%だった純就学率の全国平均値は、2015年には98.5%に達しています*。

しかしながら、教室数・教員数の絶対的不足、教員の質・能力の低さや、教科書・教材・教具不足など依然として多くの課題があり、地方・農村部においてはより深刻な状況にあります。

*出典:ラオス教育スポーツ省2015