特集 シャンティの冬募金にご協力ください

難民キャンプにたどり着いた子どもたちが見てきた光景は。

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ Myanmar(Burma) Refugee Camp

赤い鉄条網、猛火の中にある「DIE(死)」の看板。難民の子どもが描いた絵です。

自分の命を守るために、母国を離れ、他国に逃げざるをえなくなった人たちが、世界には5,900万人います。ミャンマーの軍事政権からの迫害を受け、命からがら隣国タイに逃れてきた人たちが暮らす難民キャンプで、私たちは図書室の運営を行なっています。

毎日、図書館に来てくれる10代の男の子が描いていた絵を手にしたとき、私たちは衝撃を受けました。「Refugee(難民)」という看板がある赤い鉄条網のような中で遊ぶ子どもたち。でも「UN(国連)」と書かれた柵の向こうでは、大爆発が起きていて、「DIE(死)」と書かれた看板が骸骨の上に刺さっています。

難民として保護されるということは、難民キャンプの外への移動や、人生選択の道が閉ざされるということです。私たちシャンティは、その立場からいつ解放されるかわからない苛立ちを、希望や自己実現を見出せる場にすることはできないか、それを本や図書館活動を通してできないかと考えています。
※UNHCR2014年

Message「どうか図書館が、僕のそばからなくなりませんように。」

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプに暮らす男の子がつぶやいた言葉です。本を読むことで、子どもたちは文字に接する機会を得ます。字を知ることで生きるのに欠かせない情報を知ることができます。読書や「おはなし」を聞くことを通じて、物事に取り組む力や自信、困難に立ち向かう勇気を育んでくれます。そして何より、ホッと安心できる居場所となります。私たちシャンティは「本を知らない子どもたち」が「本の力」に出会う機会を、みなさんと一緒にさらに広めていきたいと思っています。

菊池礼乃 / シャンティ ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所 プロジェクト・マネージャー

茨城県出身。2009年にタイ・ミャンマー(ビルマ)国境を訪問したことをきっかけに、難民問題に関心を持ち始める。2011年3月にシャンティに入職。同年4月より現職。難民キャンプでのコミュニティ図書館事業に従事。

シャンティのコミュニティ図書館の日常の風景―「さあ、おはなしを始めるよ。」図書館員の声に、われ先にと集まってくる子どもたち。その隣の部屋には、椅子に腰かけてじっくり本を読む大人、パソコンで情報を検索する若者、学習参考書を探す学生たち。今日もコミュニティ図書館は子どもたちから高齢者まで多くの住民に利用されています。

本国帰還に向けた議論が進む中で、難民キャンプの人々はまだ見えない将来への不安と日々戦っています。2014年に実施されたUNHCRの調査では、約85%の難民が帰還を希望しておらず、難民キャンプの代表は、「まだ帰るタイミングではない。安全、そして人間としての尊厳が保障されない限りは帰ることはできない。」と話しています。

一方で、難民キャンプへの国際支援は年々減少しており、社会サービスも縮小せざるを得ず、コミュニティ図書館も同じ課題に直面しています。

ある日図書館を訪ねた時、住民の方に声を掛けられました。「図書館は私たちから離れていかないですよね?図書館がなくなったら、私はどこへ行ったらよいでしょうか。図書館は、知識を与え、学ぶ楽しさを伝え、私の心を自由にしてくれる大切な場所なのですよ。」

難民キャンプがいつか閉まるその時まで、皆さまと一緒に難民キャンプの人々を支えていきたいと思っています。温かいご支援よろしくお願いします。

難民キャンプが閉ざされるまで、シャンティのコミュニティ図書館を存続させるためにぜひあなたのご支援をお願いいたします。

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People 本の力を、生きる力に。「図書館は、いつも私たちに活力を与えてくれています。」ミン・タン / メラ難民キャンプ図書館担当

15年前、ミャンマー国内の紛争から逃れてやっと難民キャンプに辿り着きました。近くにできたコミュニティ図書館に本を借りに行きました。最初は、本を読みながら言葉を学べて嬉しかったのですが、だんだんと図書館で行っている子どもたちへのおはなし会が気になり始めました。難民キャンプの中で、子どもがこんなに安心しながら学ぶことができる場所は他にありません。子ども好きな私は、次第に図書館で働いてみたいという気持ちが強くなり、2004年に図書館員になりました。

図書館員になってから10年以上が経とうとしています。その間多くの人に出逢いました。読み書きが苦手で学校に行きたがらなかったけど、図書館に来て本を読むようになり、やがて学校に通うようになった子ども。恥ずかしがり屋で友だちの背中に隠れて図書館へ来ていた子ども。そして、本から新しい知識や技能をどんどん吸収していく子どもからお年寄りまでの多くの人たち。

コミュニティ図書館は、自由があり、知識や情報、楽しみが詰まっています。図書館は、私自身をも変えてくれました。次第に心も体も健康になっていったのです。初めての人とも楽しく話せるようになり、仕事への自信も高まり、図書館の中だけでなく、「本」を通じて難民キャンプの全体の住民を支えたいという気持ちが湧きあがっています。図書館は、いつも私たちに活力を与えてくれています。

難民キャンプに住む大人から子どもまでが、楽しみにしている図書館を支えるためにぜひあなたのご支援をお願いいたします。

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シャンティは来年も、困難な状況にある難民に寄り添う活動を全力で行います。

2000年の事業開始以来、シャンティはミャンマー(ビルマ)難民キャンプで図書館活動する唯一の国際協力団体です。運営する21館は「人間がより人間らしく生きる」機会をもたらす場であり、民族の誇りを保つことができる空間です。シャンティは来年も困難な状況にある難民に寄り添う活動を全力で行います。

難民キャンプで生活する人々をこれからも支えるために、ぜひご協力ください。

  • 3,000円で

    難民自らが描いたオリジナル絵本を5冊出版することができます。

  • 10,000円で

    子どもたちも民族の自覚を持ち続けられるよう、カレン族の民族衣装を買うことができます。

  • 30,000円で

    子どもたちが手足を洗う、コミュニティ図書館の手洗い水タンク8個を用意することができます。

  • 100,000円で

    青年ボランティアが子どもたちに笑顔を届けるための人形劇のセットを7キャンプ分購入することができます。

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お金の寄付以外にもできること。

書き損じハガキや使ってない商品券などをご寄付ください。

年賀状など書き損じてしまったら、捨てないでシャンティにお送りください。
あまってしまった年賀状なども大歓迎。はがき以外のものも集めています。
捨てたらゴミになるものも、送っていただいたらアジアの子どもたちへの教育支援となります。

  • ・デパートの商品券・ビール券などの金券
  • ・未使用のテレフォンカード
  • ・図書カードなどのプリペイドカード
  • ・未使用の切手・ハガキ
  • ・書き損じハガキ・未投函ハガキ
送り先
〒160-0015
東京都新宿区大京町31 慈母会館2階
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
広報課「書き損じハガキ」係

あなたの家に眠っている「お宝」をご寄付ください

勲章、骨董品、絵画、美術品、ブランドのハンドバッグ、
コレクションしていた古銭や切手などの物品をご寄贈いただき、それが寄付となるプログラムもございます。
自分の家の大掃除だけではなく、お正月休みに帰省される際ご実家の片付けに、ご活用ください。

これまでにさまざまな特集プロジェクトを行っています。

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