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【インドネシア・スラウェシ島地震】被災女性の生計回復支援事業 復興を目指す女性の自立を支援しています

2019.3.28  

シャンティ国際ボランティア会は、2018年9月28日にインドネシア・スラウェシ島で発生した地震で被害を受けた地域で緊急支援活動を行っています。2018年に被災した1,200世帯に救援物資を配布しましたが、未だ多くの人々が困難な生活を送っています。

被災した方たちが一日も早く元の生活を取り戻せるよう、2019年2月より現地のカウンターパートNGOと共に、シャンティは復興を目指す被災女性のための生計回復支援事業を開始しました。

被災女性の生計回復支援事業
ジェンダー問題啓発と女性による経営管理研修に参加した各被災村の女性グループリーダー

インドネシア、スラウェシ島ではマグニチュード7.5の大地震によって、津波や地滑り、液状化現象が起き、死者・行方不明者は合わせて3,000名以上にも上ります。復興のためには1,700億円以上必要になるとインドネシア政府は試算しています。多くの被災者が、震災で漁業や農業ができなくなり、収入源を失いました。

被災者の中でも、女性は特に弱い立場にいます。長期化する避難生活の中、ジェンダーに基づく暴力など、身の危険にもさらされています。彼女たちは地震や津波によって収入源だった農業を続けることができず、自力で生活を再建することは困難な状態です。

シャンティは、被災女性が加工食品の製造・販売を自分たちで行う生計回復支援事業を行っています。特に被害の大きい村ごとに女性グループを作りました。現在、彼女たちに食品加工と販売方法の研修や資機材の供与などを行っています。女性たちが身近にある農作物や海産物から加工食品を製造し、販売することで収入を得て、自分の力で災害から復興することを目指しています。研修では、ジェンダーに基づく暴力や女性の権利についての啓発活動も行います。

“復興する今だからこそ” 必要な女性の生計回復支援

「復興を目指す今だからこそ、この女性の生計回復を目指したプロジェクトはとても意義があり、大切です。」現地カウンターパートNGOの代表が話します。震災後、女性たちは過酷な状況に置かれています。避難キャンプの中では、プライバシーが十分に守られていません。嫌がらせや性的な暴力を受けることもあります。実際に、この現地カウンターパートNGOには、震災後、女性たちから43件の相談が寄せられており、今なお増加傾向にあります。仮設住宅に移動した後も、共同トイレや共同シャワーで嫌がらせを受けるケースが報告されています。このような生活環境では、女性が始められる仕事がありません。女性たちが自分自身を守り、復興するためには、自分で収入を得る必要があります。

女性が助け合い、協力することで継続する事業サイクル

被災女性たちはグループごとに、シャンティが供与した機材や器具を使って加工食品を製造します。それを自分たちで考えたマーケティングを元に各地で販売し、収益の一部を次の材料費の購入に回します。グループの中で役割分担を行って、協力して、自分たちでこの一連のサイクルを実施し、安定した収入を得て、そのお金を元手に復興することが目標です。彼女たちは今まで行ったことがないこと、一人ではできないことを、協力し、助け合うことで、実現しようとしています。

現在行っている研修を通して、女性たちが加工食品の製造方法だけでなく、機材のメンテナンスや食品の衛生管理、販売とマーケティング、収支や材料費計算といった経理を学んでいます。自分たちで収入と支出を管理して、活動を継続できるように、女性たちが真剣に取り組んでいます。

被災女性の生計回復支援事業
第一回研修の様子

製造予定の加工食品

・ニンニクチップス
・コーヒー
・ココナッツオイル
・でんぶ(魚フレーク)
・魚チップス
・ドドル(ういろうに似たインドネシアのお菓子)

インドネシア・スラウェシ島地震に関する調査と活動は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)と民間からご支援を受けて実施しています。

「インドネシア地震 緊急募金」受付中

郵便振替: 00150-9-61724
加入者名: 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
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