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第16回中曽根康弘賞 奨励賞を事務局長 山本英里が受賞

2020.12.3  

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(所在地 東京都新宿区/会長 若林恭英/以下シャンティ)において事務局長を務める山本英里は、第16回中曽根康弘賞 奨励賞を受賞いたしました。

山本は2001年から今日まで、タイ・アフガニスタン・パキスタン等6つの国と地域で、教育支援及び緊急人道支援事業に従事し、とくにアフガニスタンにおける日本政府支援事業であるバック・トゥ・スクール・キャンペーン、シャンティ国際ボランティア会による学校図書館を通した教育復興活動における取り組みが高く評価され、今回の受賞にいたりました。

第16回中曽根康弘賞 奨励賞を事務局長 山本英里が受賞

2020年11月30日(月)には関係者のみで授賞式が開かれ、下記の通り受賞スピーチを行いました。(一部抜粋)

「シャンティが創設当初から変わらずに貫く、現地の人々や子どもたちに向き合う姿勢に感銘を受け、シャンティの活動に関わりたいと半ば無理矢理バンコクの5人に一人が暮らすといわれる最大のスラムの中にある事務所の門をたたいたのが今から20年程前になります。

2002年2月にはユニセフアフガニスタン事務所に出向職員として赴きました。そこで出会った子どもたちは、紛争しか知らない子どもたち、彼らの親も読み書きができず、彼らも学校に行くことも、本を読むことも初めてのことでした。しかし、せっかく彼らが学校に戻っても、まともな授業はなく、教材もない中、子どもたちは教室にすし詰め状態でした。

そんな時に、シャンティがカンボジア難民支援からタイをはじめ各地で行っていた絵本を通した図書館活動は、アフガニスタンの子どもたち、学校にとって、非常に有効ではないかと思いました。そして私は、1年弱のユニセフでの勤務を終えた後もアフガニスタンに滞在を続け、シャンティの図書館事業の立ち上げを行いました。初めて絵本を手にする子どもたちの興奮、お話しの読み聞かせに目を輝かせる子どもたちの顔は今でも忘れられません。絵本、読書、図書館活動の秘めた可能性は、私の想像をはるかに超えるものでした。

アフガニスタンの経験を経て、シャンティで様々な国で子どもたちへの教育支援活動に携わらせて頂きました。現場への想いは今も変わらず大きいですが、日本生まれのNGOとして、より世界で活躍できるNGOへ成長していくため、私がまだ走り出しのころに頂いたような現場で活躍、経験できる場を若手に提供できるよう現在は東京事務所に戻り、組織運営に携わっております。

まだまだ自分の未熟さに内省、反省を繰り返す日々ですが、今回の栄誉を心の励みとし、なお、一層の精進を重ね、それぞれの活動を通じて、貧困や災害、紛争に苦しむ人々が、1日でも早く平和な社会で暮らしていけるよう、微力ながら引き続き尽力いたす決意であります。」

今回の受賞を励みに、シャンティはこれからも、「共に生き、共に学ぶ」ことのできる平和(シャンティ)な社会を実現するために、活動に取り組みます。

授賞式の様子

第16回中曽根康弘賞 奨励賞を事務局長 山本英里が受賞

第16回中曽根康弘賞 奨励賞を事務局長 山本英里が受賞

山本 英里(やまもと えり)略歴

山本英里(シャンティ国際ボランティア会 事務局長)

シャンティ国際ボランティア会 事務局長

静岡県浜松市出身。2001年にインターンとしてタイ事務所に参加。2002年、ユニセフに出向しアフガニスタンで教育復興事業に従事。2003年より、シャンティのアフガニスタン、パキスタン、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ、カンボジア、ネパールでの教育支援、緊急救援に携わる。アジア南太平洋基礎・成人教育協議会(ASPBAE)理事。2019年より現職。

中曽根康弘賞 概要

中曽根平和研究所(1988 年設立)により、多様な分野で国際的にすぐれた業績をあげている若い世代の研究者等に対し、その努力をたたえ表彰するとともに、今後の一層の活躍を奨励することを目的とし、研究所の事業活動の一環として行われている。

第16回は、優秀賞は1名、奨励賞は2名がそれぞれ受賞。
優秀賞:ジョシュア・ウォーカー(Joshua・W・WALKER)ジャパン・ソサエティー 理事長
奨励賞:久保 達彦(くぼ たつひこ)広島大学大学院医系科学研究科 教授
奨励賞:山本 英里(やまもと えり)公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 事務局長

中曽根康弘賞 詳細ページ

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