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【COVID-19】ネパールで新型コロナウイルス対策への緊急医療物資支援を開始

2021.6.23  

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(会長 若林恭英/東京都新宿区)は、2021年6月4日(金)より、ネパール ・ヌワコット郡で新型コロナウイルス対策として、緊急医療物資支援事業を開始しました。インドでの医療崩壊がニュースになっていますが、その影響は隣国ネパールにも波及しています。もともと脆弱だったネパールの医療体制はさらに逼迫しており、患者が病院で受けるべき治療を受けられないケースが急増するなど、全国的に危機的な状況です。そこで、シャンティは医療崩壊状態にあるネパールで医療物資支援を開始しました。

命をつなぐための人工呼吸器が足りない

事業対象地のヌワコット郡は、タマン族という先住少数民族が多く暮らす貧しい山岳農村地帯です。ヌワコット郡の病院には、多くの新型コロナウイルス重症患者が続々と搬送されてきています。しかし、人工呼吸器や酸素ボンベ、ICU用ベッド、医療用モニターなどが足りていないことが、命に関わる重症患者への治療が滞る大きな原因の一つとなっています。シャンティはヌワコット郡で新型コロナウイルス重症患者を受け入れている2つの病院に対し、患者の治療に必要な人工呼吸器などの医療機器と医療物資を提供します。

供与予定の物資

人工呼吸器、酸素ボンベ、ICU用ベッド、輸液ポンプ、血中酸素濃度測定器、検査キット、防護服など

2020年、感染予防物資支援

2020年、ヌワコット郡への感染予防物資の供与の様子
(昨年もシャンティは同地域の病院および隔離施設を支援しました。)

■ネパール事務所長、三宅隆史からのメッセージ

三宅所長_編集済み

「ネパールでは感染者の増大に伴い、4月26日から実質上のロックダウンが今も続いています。感染者の増加にくわえて、重症化した患者を治療できる集中治療設備が不足していることが問題です。感染した50歳代のネパール人の友人を私は失いました。当会の7名のネパール人スタッフも皆、親戚や家族を失っています。支援対象の公立病院には2つの病院では計45名の医療従事者が24時間体制で勤務しています。院長は“このような事態は病院が始まって以来で、保健省からの予算では、必要な機器を購入することができません。外部からの支援に頼らざるを得ないのです”と話しています。」

この未曾有の危機に対し、現場の医療従事者は、限られた物資を使い、どうにか一人でも多くの命を救うため、昼夜を問わず懸命に働いています。新型コロナウイルスの感染拡大に対し、政府は対応が追い付いておらず、国際社会による支援、皆さまのご支援が必要です。医療崩壊状態にあるネパールで、重症患者を一人でも多く救うため、ご協力よろしくお願いいたします。

「ネパール:コロナ対策2021緊急募金」受付中

郵便振替:00150-9-61724
加入者名:公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
*払込取扱票の通信欄に「ネパールコロナ2021」と明記して下さい
*備考欄に「免」と明記して下さい(窓口で手続きした場合、払込手数料が免除されます)

ネパール、止まらない感染拡大

ネパールの人口は約2千9百万人、累計陽性者数は約48万人、累計死亡者数は5,657人です(5月19日時点)。インドでの感染拡大を受けて、インドで出稼ぎ労働者として働いていたネパール人の多くが、4月後半以降、相次いで帰国し、これに伴って感染者数が急上昇しています。2021年4月前半にはネパールの1日あたりの新規感染者数は100人程度でしたが、5月半ばには9,000人まで増加しました。この1日あたりの新規感染者数の増加数は世界でも10位以内に入ります。また、5月13日時点での検査結果の陽性率は45%を超えており、世界で最も高いと言われています。4月下旬に開始されたカトマンズを含む地域における行動規制、ロックダウンの影響により、必要な物資や支援のアクセスは限られています。保健・医療のみならず、水衛生、教育、食料など多くの側面で生活に支障をきたしており、特に貧困層の人々の生活はますます困窮しています。

本事業はジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成と皆様のご支援を受けて実施しております。

シャンティの「新型コロナウイルス」緊急支援事業について

新型コロナウイルス緊急支援事業へのご協力のお願い

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