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図書館と学校教育

2018.12.5   ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

こんにちは。ミャンマー(ビルマ)難民事務所の山内です。
2018年冬募金のお願いのページを、もうご覧頂いたでしょうか?こちらでは、難民キャンプのコミュニティ図書館と一人一人の繋がりをご紹介させて頂いています。コミュニティ図書館は、住民であれば誰でも通うことのできる「みんなの図書館」です。そして、実は図書館は学校教育とも繋がりを持っており、多くの先生も利用しているのです。

難民キャンプの中には国際NGOの支援によって、保育所、小・中・高等学校、ポスト高等学校、障がい児学校があります。しかし、近年この難民キャンプ自体への支援減少が続いており、学校教育においても教材や教員が不足している状態が続いています。そのような学校教育の状況を見て、コミュニティ図書館では学校に対する長期的な本の貸し出しを実施しています。普段貸し出しをしていない、貴重な辞書や学習参考書を学校に対しては貸し出しを行い、授業や生徒の学習に利用してもらっています。学校にはプラスチック箱や大きな布袋を配布しており、それを使ってたくさんの本を借りることができるようにしています。
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数年前に配った布袋を今でも使っていて、図書館に絵本を返しにきた先生です。保育所や小学校では読み聞かせが学校のカリキュラムに入っており、絵本が圧倒的に必要になっています。貸し出す本は先生自身が選ぶこともありますが、生徒と一緒に借りる本を選ぶこともあります。
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写真:保育所での読み聞かせ(バンマイナイソイ難民キャンプにて)

長期的に本を貸し出す訳ですから、図書館の蔵書や利用システムに関して、年に1回教員向けの研修を実施し、仕組みを伝えています。研修の内容には読み聞かせの手法の実践も入っており、学校に戻って研修で学んだことをすぐに活かしてもらっています。
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写真:研修の様子(メラウ難民キャンプにて)

また、いくつかの学校図書館(学校にある図書館。図書室の様なイメージです)はシャンティが整備を行っており、新しい本を学校図書館に配布しています。休み時間や自習授業の時、学校の始まる前や放課後に生徒が利用しています。
先日1つの学校図書館を訪れましたが、学校図書館の整備が終わって以降、多くの先生が授業に利用するために本を借りに来ているとのこと。この学校図書館に1つしかない辞書は、たくさん貸し出しされボロボロになっていました。その補助をするために、コミュニティ図書館からも辞書を借りています。
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写真:学校図書館と担当の先生(メラ難民キャンプにて)

このように図書館は学校教育との連携があり、多くの先生や生徒からも必要とされています。放課後にコミュニティ図書館に通う子どもたちの親は「図書館に通うようになってから、子どもたちに思いやりの気持ちが増えてきた」と言います。そして、子どもたち自身も「本が他の人に親切にするということを教えてくれました」と話してくれます。

難民キャンプの図書館継続を、これからもぜひ応援してください!よろしくお願いします。
「難民キャンプの図書館継続のため、2018年冬募金にご協力お願いします」

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