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2019年 年頭のご挨拶 会長 若林恭英

2019.1.1   東京事務所より

新年にあたり皆々様には、シャンティ国際ボランティア会の活動に、日頃変わらぬご理解とご支援をいただいておりますこと心より感謝申し上げます。

お陰様で設立38年目を迎えることができました。教育文化の支援は一朝一夕で成るものではありませんが、これまでの成果とおぼしきものもいくつかあります。ラオスのスニター・ピンマソンさん(*1)は、子どものころ、たまたま通りかかったシャンティが支援する「子どもの家」(子どもたちが自由に出入りできる学習センター)に興味を覚え、毎日のように通って図書館の本という本を読みあさり、伝統舞踊も覚え、やがて覚えた舞踊でアルバイトをして学資を稼ぎ、奨学金も受け大学卒業まで学ぶことができました。

現在はラオス国営放送のニュースキャスターを勤めるほどになっています。努力家なのは確かですが、自分がここまで来られたのは「子どもの家」があったからだと、私設の「子どもの家」まで運営するようになりました。こうして後に続く若い世代の子どもたちにとって将来への夢を育む場ができたことはシャンティ(平和)な社会実現の小さな一歩として応援して行ければと考えています。

「ラオス子どもの家」にて伝統舞踊を披露する子どもたち
「ラオス子どもの家」にて伝統舞踊を披露する子どもたち

また、日本の皆さんにぜひお伝えしたいことがあります。先の西日本豪雨で甚大な被害を被ったことが各国のニュースに取り上げられ、その惨状を伝え聞いたカンボジアの今まで縁のあった各小学校の子どもたちから「PRAY FOR JAPAN」のメッセージが現地事務所に届けられました。国境を越えた交流こそが平和な社会実現へのプロセスだと信じます。

シャンティの活動する現場を訪れるにつけ思うことは、この世界は均一でもなければ平等にもつくられていないということです。もし平等を見つけようとするならば生命が生命として生きてゆく意味があるという、この一点だと思います。

カンボジアの子どもたちからの「PRAY FOR JAPAN」のメッセージ
カンボジアの子どもたちからの「PRAY FOR JAPAN」のメッセージ

シャンティの活動は、ご支援くださる皆様と共に、その意味を問いながら平和な社会実現に向け歩み続けて行きたいと念じています。

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
会長 若林 恭英

シャンティ国際ボランティア会 会長 若林恭英

(*1)スニターさんの取り組みは2018年8月10日のNHK World「Asia Insight」で取り上げられました。

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 本の力を、生きる力に。