シャンティブログ

  1. ホーム
  2. シャンティブログ
  3. 「変化」の年を目指して

「変化」の年を目指して

2019.1.3   東京事務所より

あけましておめでとうございます。

昨年は、国内外の災害が多かった年でもありました。国内では西日本水害、北海道地震、海外ではインドネシアで大きな地震が複数回あり、当会でも支援活動に乗り出しました。また、ロヒンギャ難民を初め、2017年末までに、世界の難民数は5年連続増加し、多くの人々が翻弄された避難生活を強いられています。

一方、ここ数年、国際協力の地盤沈下と言われており、様々なところで、その傾向を垣間見ることができます。例えば、青年海外協力隊への応募者が、15年前は5,000人を超えていたのがここ数年は1,000人台に落ち込み、NGO設立数も1990年代が最多であり、最近の設立されたNGOは数えるほどしかありません。また、Googleトレンド(キーワードで検索数を調べるサービス)で、「国際協力」を入力してみると、減少傾向が顕著で、14年前に比べて、7分の1に減少しています。以下、そのデータです。

国際協力

この背景には、様々な社会課題のボーダレス化が進み、かつて国際協力の担い手と言えば、ODAとNGOでしたが、現在では、ソーシャルビジネス(社会的企業)、投資ファンド、企業、自治体など、それに関わるプレーヤーが多様化したこともあると考えられます。それに伴い、活動スタイルを含めて、組織や活動自体の変化が求められる時代になったと感じています。むしろ、国内外の社会課題を俯瞰しながら、活動していくことが必要となり、NGOにとって大きな正念場と言えると思います。

当会が活動を初めてから、38年目に入りました。図書館活動や学校建設など教育支援を柱に、国内外の緊急救援に取り組んでまりました。すべての子どもたちに教育の機会を届けるため、「共に生き、共に学ぶ」ことができる平和(シャンティ)な社会の実現をめざす、基本的なスタンスは、守り続けたいと思います。

しかし、時代の変化にあわせて、活動スタイルや組織運営を大きく変えることも必要であり、今年はまずは、その第一歩と考えています。

現代生物学の基盤を作ったチャールズ・ダーウィンが、以下の言葉を残しています。

「最も強い者が生き残る訳ではない。

最も賢い者が生き残る訳ではない。

唯一変化できる者が生き残る。」

基本は貫きながらも、さらなる「変化」を続けて活動を続けてまりますので、今年もよろしくお願いします。

公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会 常務理事 市川 斉

IMG_1905

 

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 本の力を、生きる力に。