子どもたちに衛生キットを配布しました!
こんにちは シャンティは現在、帰還民と国内避難民が急増したアフガニスタン東部で、水衛生事業を行なっています。昨年、100人以上の学校の先生たちに水衛生教育のトレーニングを行いました。その先生たちが、現在、シャンティのアドバイスを受けながら、子どもたちに正しい手洗いの仕方といった水衛生教育を行っています。
教師による児童への水衛生教育の様子
本事業で、5,000人以上の小学生に、衛生キットを配布しました。
衛生キットを受け取った児童たち
衛生キットの中には、石鹸やトイレットペーパー、歯ブラシ、タオルなどが入っており、学校で学んだ水衛生教育を家庭で実践しながら、家族に教えることができます。
石鹸が何か知らない人が、石鹸を買おうとは思いません。汚い水が原因で病気になったと知らない人が、水をろ過しようとは思いません。学び、実際に使ってみることで、自分と家族の健康を守ることができます。
学校で、衛生啓発イベントも行いました。
衛生啓発イベントでは、多くの子どもたちが発表したり質問したり、積極的に参加しました。
学校での衛生啓発イベントの様子
写真のように、この学校には大勢の子どもたちが通っていますが、教室が足りていません。難民として国外に避難し、その後戻ってきた帰還民が増えたからです。周辺地域の治安悪化による国内避難民もますます増えています。
みんなが学校に通えるように、シャンティでは仮設校舎を建設中です。
建設中の仮設校舎
普段は守られる存在の子どもたちも、学校で学んだことを活かして、これから自分自身が家族を守ることができます。今頃、笑顔の子どもたちが、家で家族を笑顔にしていることでしょう。
今、子どもたちが、水衛生という命を守る方法を学んでいます。
事業サポート課 竹本
現在実施中の事業は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成と皆様のご支援を受けて実施しております。