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NPO、NGO、社団法人、財団法人の違いを簡単にご紹介!

2019.6.27   東京事務所より

こんにちは、事業サポート課の黒田です。

ミャンマー事務所インターンを経て先月から東京事務所で勤務し始めました。

これからまたブログを書いていきますのでよろしくお願いいたします。

 

さて本日は、最近よく質問されるけれどうまく答えることができないとある質問を紹介します。

 

その質問とは、

「NGOとNPOは何が違うの?」

です。

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日本に帰国してから友人と食事などに行くと、

友人「久しぶりだね。今、何してるの?」
私「NGOで働いているよ。」
友人「NGOって何?NPOとは違うの?」
私「うーん。NGOは非政府組織でNPOは非営利組織だから違う組織だよ。」
友人「非政府って何?利益を出さないでどうやって運営してるの?ボランティア?」
私「・・・実は詳しいことはよく分からない。とりあえず会社じゃないところで働いているよ」

こんなやりとりが始まります。

 

しかし、

NGOで働いているのにNGOのことをよく知らない状態はあまりいいものではないなあ。

 

(また弊会は公益社団法人ですが)

社団法人って何?

NGOやNPOとは違うの?

財団法人とはどう違うの?

など色々と疑問点もあったのでこの機会にそれらについても合わせて調べてみました。

 

ということで、今回の記事で

NPO、NGO、社団法人、財団法人の違い

をまとめて紹介していきます。

 

NPOとは?

NPOは、市民が主体となって継続的、自発的に社会貢献活動を行う、営利を目的としない団体の総称です。

(一般的に日本国内では、ホームレスや子育てなどの地域の課題解決に取り組む国内団体を指すことが多いです)

また、NPOは一定の要件を満たし国から認定を受けたNPO法人と、認定を受けていない任意団体に分かれます。

 

NGOとは?

NGOもNPOと同様に非営利で活動する団体ですが、一般的に、紛争、人権、貧困などの世界的な課題の解決に向けて活動する国際団体を指すことが多いです。

NPOもNGOも社会をよりよくすることを目指す非営利団体という点では共通しているので、実際のところ、設立の目的、活動、運営方法に大きな違いはありません。

 

NPOとの一番の違いは、NGO法人という団体は存在しないということです。

 

実は日本にはNGOに法人格を与える制度が存在しないため、NPO法人はあってもNGO法人はありません。

そのため日本国内でNGOと呼ばれる団体は、実際は以下のいずれかに該当する団体です。

 

・法人格をもたない任意団体
・NPO法人
・社団法人
・財団法人

 

弊会は公益社団法人という法人格を持つ団体ですが、アジア圏の人々に主に教育支援を行うNGOでもあります。

 

では公益社団法人とは何なのか?

それを説明するためにはまず、社団法人の説明をする必要があるので財団法人との違いも含めて書いていきます。

(こちらはかなり分かりやすいのでご安心ください)

 

(公益)社団法人と(公益)財団法人の違い

一言で言ってしまうと、社団法人は、共通の目的をもつ「人々」の集合体です。

弊会はカンボジア難民を助けたいという共通の目的をもつ人々によって設立された団体です。

設立時に多くの財産があったわけではありませんが、カンボジア難民を助けたいという思いを持つ人々が集まっていました。

 

一方の財団法人は、共通の目的をもつ「お金」の集合体です。

トヨタ財団や三菱財団といった財団があることからわかるように、実業家や企業などが財産を拠出する場合が多いです。

そして集まった財産を何らかの目的のために運用しています。

 

とはいえ、社団法人も財団法人も基本的に社会貢献を目的として公益事業をおこなっているので、やっていること自体に大きな違いはありません。

 

また社団法人と財団法人は事業内容の公益性が特に高いと認められると、公益社団法人、公益財団法人という法人格を得ます。

弊会は、2011年に公益社団法人の認定を受けました。

 

非営利性とは

では最後に、非営利性について簡単に説明しておきます。

NGOで働いていると知人友人に話すと、

「ボランティアだから給料をもらっていないんでしょ?」

と勘違いされることもありますが、実際はしっかりと給料をもらって働いています。(中には無給で働く人もいますが)

 

非営利=収益を出してはいけない

ではなく、

非営利=公益性のある事業を有料で提供して収益を出してもいいが、その収益を出資者や従業員に配ってはいけないということです(もちろん雇用契約に基づく給料は払えます)

 

そのため、非営利組織が収益を出した場合はその収益を今後の活動に使ってより一層社会に還元することになります。

 

収益を出すと株主や従業員に還元できる民間企業とは根本的に異なるポイントですね。

 

最後に

以上が、NPO、NGO、社団法人、財団法人の違いと非営利性の簡単な解説です。

実際はもっと細かく分かれていますがあまり詳しすぎると逆に分からなくなるのでここまでにさせていただきます。

少なくとも、友人にNGOとNPOの違いを質問された際に回答する分には困らないと思います!

 

また次回のブログでお会いしましょう。

 

事業サポート課 黒田

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 本の力を、生きる力に。