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シャンティの井戸から生きるための水が流れています

2019.8.17   アフガニスタン東京事務所より緊急救援

こんにちは 事業サポート課の竹本です。

突然ですか、もし皆さんが無人島や未開のジャングルでサバイバルをしないといけなくなったら、何を持っていきますか?

テント?懐中電灯?それともマッチ?私は、衛星電話で、助けを呼んですぐに日本に帰りたいです。

でも、実際に何もないところでサバイバル生活を送るとしたら?

最も必要なものは水です。

人間は体の約6割が水分であり、水がなければ数日で生命の危機に陥ります。

シャンティはアフガニスタン東部で、現在、緊急救援水衛生事業を実施しております。本事業で開設作業を行っていた井戸が完成しました。シャンティの井戸から住民は生きるために必要な水を汲んでいます。

完成した井戸

子どもたちの笑顔

井戸の開設作業の様子

待ちに待った井戸の完成!

4月からの近隣地域での治安悪化に伴い、多くの国内避難民がシャンティの事業地に逃げ込んできました。コミュニティでは元々、水不足だったところに住民が増えたため、さらに既存の井戸に負担がかかっていました。現地の人々が待ち望んでいた井戸がついに完成し、引き渡し式を行いました。

井戸の引き渡し式の様子

井戸の引き渡し

シャンティの井戸ができたことで、子どもたちは遠くに水を汲みに行かなくとも、自分たちのコミュニティの中で必要な分だけ水を得られるようになりました。

井戸に集まるこどもたち

タンクを持って集まる子どもたち

水を汲みに、ポリタンクを持って井戸に集まる子どもたち

長く安全に井戸を使うための研修

コミュニティの住民の中から、今後の井戸の管理を担う井戸管理委員会を組織しました。引き渡しの前に、彼らに井戸の修理や維持・管理の方法を学ぶ研修を実施しました。

井戸の修理方法を学ぶ住民

井戸の修理方法を学ぶコミュニティの住民

井戸の維持管理研修の様子

井戸の維持管理研修の様子

”This photo made my day”

私がシャンティで働き始めてから、一番嬉しかったのが、井戸から水が出た瞬間のこの写真を見たときです。

“Imagine the happiness” 「彼らの幸せを想像してください」という言葉と一緒にアフガニスタン人のプロジェクトマネージャーが、この写真を送ってくれました。

そして、“This photo made my day”と言いました。

この短い言葉には、「この写真でこれまでの私たちの努力が報われた」「この写真のために私の一日、私の仕事がある」そんな気持ちがこもっています。

井戸から水が出た瞬間

住民も協力して開設した井戸から水が出た瞬間の写真

日々、爆弾テロや、武力攻撃が起きているアフガニスタンでは、朝、家をでかけて、また無事に帰ってこれる保障はありません。

現在、治安問題により私はアフガニスタンに行くことはできません。しかし、いつの日かアフガニスタンに行って、本事業で開設した井戸が使われている様子を自分の目で見ることが、私の新しい夢になりました。日々のニュースを見ていると、いつ叶うかわからない夢ですが、少なくとも今この瞬間もシャンティの井戸から、生きるための水が流れています。

生きるための水

現在実施中の事業は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成と皆様のご支援を受けて実施しております。

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  • 本の力を、生きる力に。