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【台風19号】被災者の不安をやわらげるため長野市内の避難所で“傾聴活動”を開始

2019.11.1   緊急救援

この度の台風19号により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

シャンティ国際ボランティア会は、令和元年台風19号で被害を受けた長野県・長野市で被災された方々の生活を支えるための支援活動を行っています。

避難所で傾聴活動を開始

台風19号による豪雨から3週間が経過し、慣れない避難生活や生活再建の見通しが立たないことからくる被災者の心理的負担が大きくなっています。避難者の不安や心理的負担を少しでもやわらげるため、淹れ立てのコーヒーなど飲み物を飲みながら、不安や心配なことを話してもらう傾聴活動を長野市内の避難所で開始しました。

キャプチャ

長野市内の避難所での傾聴活動の様子

キャプチャ2

長野市内の避難所内で傾聴活動を行っている様子

厳しい夏を乗り越えて実ったりんごが全部だめになってしまった

農家の男性(80代)は、家族や親戚のサポートがあり、何とか精神状態を保っていましたが、農家の再建に気をもんでいらっしゃるようで、心理的なケアが欠かせないと感じました。
「りんご農家をしているが、厳しい夏を乗り越えてようやく実ったりんごが全部だめになってしまいました。今年は、例年より多くの種類のりんごを育てたのですが・・。自分の家は被災して住めない状態になってしまったので、日中は避難所で時間を過ごし、夕方になったら親戚の家に行って、そこで寝泊りさせてもらっています。夜だけは少し落ち着いて眠れるかな・・」

住んでいた地域でまた暮らしたい

避難所で生活する女性(80代)は住宅再建などの目処が立たず、今後の方向性が見えず、これからの生活について不安がだんだんと大きくなっているようでした。
「避難所に来てから、一度も家には戻っていません。息子夫婦が家の泥かきや片付けをしていますが、家財はほとんど使えないと思います。使えなくなった家財は、息子たちに頼んでゴミとして処理してもらう予定です。被災した地域ですが、私たちのような年寄りにしてみれば、自分が住んでいた地域でまた暮らしたいです。」

見通しが立たない不安と健康面のニーズも

傾聴カフェに来られた被災者の方からは「家は土台だけ残して全て流された」、「日用品や大切なものがすべて流されてしまった」などの声が聞かれ、日常の生活の拠り所を失い、先の生活に大きな不安を抱えている方がたくさんいらっしゃいます。また「農家をやっているが、被災し避難所に来たら、急に身体を動かさなくなり節々が痛む」、「かかりつけ医も被災し、別の医師を探したいが、家も決まらずどこで診てもらえばよいか分からない」など、健康面のニーズも出てきています。

話ができてすっきりした

不安の声が多い中「(シャンティのスタッフと)話ができて、今日はすっきりした」という声もいただいています。避難所にはインスタントコーヒーしかないため、傾聴カフェで提供している淹れたてのコーヒーも非常に喜ばれています。
引き続きシャンティは、今後も被災した方々の声を聞き、彼らに寄り添って活動をしていきます。

※当事業の初動調査は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成を受けて実施しています。
※傾聴活動は、チャイルド・ファンド・ジャパン、曹洞宗長野県第一宗務所、曹洞宗長野県第一青年会、全国曹洞宗青年会、長野県曹洞宗婦人会、県内曹洞宗寺族と連携して実施しています。

長野市内の避難所での傾聴活動の様子(チャイルド・ファンド・ジャパンと協力して実施)
傾聴活動はチャイルド・ファンド・ジャパンらと協力して実施しています。

 

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郵便振替: 00170-8-397994
加入者名: SVA緊急救援募金

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