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アフガニスタンの新型コロナウィルス感染拡大の現状(アフガンCOVID-19 No.1)

2020.4.21   アフガニスタン事務局長緊急救援

2020年2月25日、アフガニスタンの西部ヘラート県で、最初の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が確認されました。イランからの帰国者とのことです。イランでの感染拡大や、イランに留まる多くのアフガン難民や労働者の移動を懸念し、アフガン政府はイランーアフガニスタン西部の国境を一部閉鎖する措置を取りました。ヘラート県への移動制限が発出され、3月10日までは4名ほどの感染者でしたが、3月11日に新たに3人の感染者が発見されて以降、日を追うごとに倍増していき、4月19日の時点では、全国30県において996名の感染し、うち133名は回復が確認されており、33名が命を落としています。20-39歳までの感染者が一番多く、次が40-49歳となっています。0-19歳までの子どもを含めた感染も確認されています。

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世界で6番目に感染者が多いイランと国境を接し、COVID-19の感染拡大以前から、イランからの帰還するアフガン難民の帰還は継続しており、世界移住帰還(IOM)によると、3月21日時点で、約2週間のうちに11万人以上ものアフガン難民が帰還しています。また、シャンティが活動する東部地域においても、感染が拡大するパキスタンからのアフガン難民の帰還は、4月6日から4日間でおよそ65,000人にも上っています。

人口約3000万人以上のアフガニスタンで、2月末の時点において全国34県で隔離病棟は、706床しかないといわれており、感染をとにかく封じ込めようと、国外への渡航(及び帰国)の制限、国境の移動制限、すべての学校施設の休校及び公共施設の休業を決定しました。1日の感染者数が、三桁に近くなり都市封鎖に踏み切り、すべての国民に厳しい外出制限を課しています。

アフガン保健省では、COVID-19がこのまま何も措置を取らなければ国民の半数以上が感染するだろう、と懸念しています。特に、イランやパキスタンから帰還した帰還民、国内で紛争により生活を追われた国内避難民の人々は、限定された劣悪な環境に密集して住んでいることが多く、その多くの人々は読み書きができないでいます。そのため、十分な情報がいきわたっていない他、日々の食糧を得るために日雇いや物乞いなどに都市部と居住地域を日々移動しており、これが途絶えると明日の食糧もままならない人が多くいます。

IMG_3381写真:アフガニスタン東部 クナール県

政府は、このままでは感染拡大は避けられないと、援助関係機関に、特別措置を講じることを発表し、医療整備に加え、啓発活動や食糧・生活物資の配給の支援を訴えています。

また、シャンティの最大の懸念は、2001年のタリバン政権崩壊後に国際的支援を受け、女子児童を含む就学人数の増加を達成してきた教育分野において、全国の学校、教育施設の閉鎖する中で、多大な影響が懸念されています。オンライン教育が施せるのは、都市中心部の一部の地域であり、山岳地域、地方の僻地ではインターネットの接続がままならず、不十分な情報、教育から再び遠ざかってしまうことが最も懸念されるところです。

反政府勢力は、こういった状況に、携帯の基地局を襲撃し人々が情報へアクセスするのを遮断するなど、状況を更に悪化する動きも出ています。

シャンティでは、アフガニスタンでの感染拡大を防止し、アフガニスタンにおける子どもたちの教育の機会を守るために、緊急支援を行っていきます。

弊会では募金を受け付けています。

どうか応援とご協力を何卒よろしくお願いいたします。

♦募金受付中♦〈手数料無料〉

郵便振替:00150-9-61724

加入名者:公益社団法人シャンティ国際ボランティア会

*払込取扱票の通信欄に「アフガン緊急」と明記して下さい
*備考欄に「免」と明記して下さい(窓口で手続きした場合、払込手数料が免除されます)

 

■本件に関するお問い合わせ先

公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会 担当:事業サポート課  栗本・柴田

〒160-0015東京都新宿区大京町31慈母会館3F

TEL:03-6457-4586 FAX:03-5360-1220 E-mail:eru@sva.or.jp

当事業はジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成を受けて、アフガニスタン人道支援危機対応支援プログラムの一環として実施されています。

 

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