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世界の現場からAIR MAIL「ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所|ジラポーン・ラウィルン」

2020.6.15   ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

シャンティ国際ボランティア会は、アジア6カ国8地域に事務所をかまえ、教育文化支援を行っています。そんな各国、各地の活動を支えるため、海外の事務所で活動している職員をご紹介します。
今回はミャンマー(ビルマ)難民事業事務所副所長のジラポーン・ラウィルン(セイラー)職員です。

プロフィール:ジラポーン・ラウィルン(セイラー)

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所副所長。難民キャンプ内の学校で教育・文化の人道支援従事者として勤務。2001年より現職。人生のモットーは「Every cloud has a silver lining(やまない雨はない)」。
今だ多くの人々が暮らす難民キャンプでは、帰還後の生活を不安に感じる声が少なくありません。帰還後も安心できるよう彼らの心の支えとなれるよう活動に取り組んでいます。

セイラーさん全身写真

多様性の中で、皆が平等に教育の機会を得るために

近年、タイとミャンマーの国境は急速に発展し、異なる文化的背景を持った人々が国境を行き来するようになりました。それに伴い、言葉や民族、宗教、これまでに受けた教育の違う人々の間に、教育の格差が生まれています。多様性の中で、すべての人が平等に教育の機会を得られることが求められています。
私は難民キャンプ内の学校の教師でした。教科書や参考書などの教育関係の資料が不足する中で、教える側も教わる側も苦労していました。教育を重要視する親は少なく、読書推進に理解を示す人も多くありませんでした。しかし、図書館に子どもが通い、読書推進活動を続ける中で、効果が認知されるようになりました。現在では、先生や地域のリーダーと協力し、図書館活動を推進しています。

活動を象徴する写真(セイラーさん)

Hot Topics

1.帰還への期待と不安の狭間で生きる人々

停戦合意が結ばれた後、2016年から現在までに4回、合計で1039人(273世帯)の人が国連機関を通じてミャンマーへ帰還しました。しかし、安全性や雇用、教育、病院へのアクセスなど帰還後の生活に対する不安から帰還を選択しない人は今なお多くいます。

①帰還への期待と不安の狭間で生きる人々

2.援助減少の影響と支援の必要性

ミャンマーの民主化や国際的な関心の低下により、難民キャンプへの支援は減少の一途をたどっています。帰還志願者が多いと言えない状況下では、帰還地の支援と同時にキャンプ内の人々の支援も必要です。

②援助減少の影響と支援の必要性

3.ミャンマー国境支援事業が始動

帰還が始まったことを受け、シャンティはミャンマー国境支援事業事務所をミャンマーのカレン州に設置し、ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所と共に、帰還地域の住人と帰還した難民の人々の共存と発展を目指し活動を開始しました。皆様の声に耳を傾け、ミャンマーの平和に貢献できるように努力していきます。

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ボランティアの存在が大きな支えであり誇り

困難を乗り越え事業の成果が表れたとき、言葉にならない喜びを感じます。予算不足で支援ができなくなってもなお積極的に活動してくれる図書館青年ボランティアの存在は、私の大きな支えです。感謝の思いや子どもの笑顔を受け、事業を共に進められたことを誇りに思います。

「世界の現場から AIR MAIL」

本記事は、シャンティが発行するニュースレター「シャンティVol.303 (2020年冬号)」に掲載した内容を元に再編集したものです。

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