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【世界の現場から AIR MAIL】Fromミャンマー(ビルマ)難民事業事務所

2020.10.7   ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

シャンティ国際ボランティア会は、アジア6カ国8地域に事務所をかまえ、教育文化支援を行っています。各国、各地の海外事務所から、現地の状況やシャンティの活動についてご紹介します。

今回は、ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所から、難民キャンプでの活動の様子をお伝えします。

メイン写真
図書館員の読み聞かせの様子「はらぺこあおむし」(偕成社)

難民の心の居場所へと変化した図書館の存在

シャンティは2000年から、タイ・ミャンマー国境沿いにある7ヶ所の難民キャンプで図書館の運営支援を行っています。当初は、教育の大切さを親が理解していなかったり、読み聞かせや歌の意義を図書館員が理解できず辞めてしまうこともありました。現在は、50~100人の子どもたちが図書館へ日々通うようになりました。基本的にキャンプの出入りは禁止され携帯電話の電波が入らない所もあります。そのため、キャンプ外の情報を気軽に得ることはできません。図書館には子ども向けの絵本以外に、大人の利用者向けに海外のニュースが分かる新聞や雑誌、小説などを配架。住民たちにとって外の世界の情報を知り得る場所になっており、心を休める居場所としても機能するようになりました。

Hot Topics

1.難民帰還の現状

2016年に71人が帰還して以降、第二陣の帰還予定が滞っていましたが、2018年5月に93人が帰還しました。しかし、帰還先の安全性など詳細が分からないとの理由から、帰還を希望する人が少ないのが現状です。

帰還者を乗せた車が橋を渡る様子
帰還者を乗せた車が橋を渡る様子

2.国際NGOの事業縮小

2019年から難民キャンプ委員会の運営支援が減り、保育所への昼食提供と生計向上事業が終了しました。委員会では人員削減を行い、事務所の開館日を減らすなどの対応をしていますが、キャンプ内の運営・安全管理が不安視されています。

キャンプでの食糧配給の様子
キャンプでの食料配給の様子

3.3種類の研修の実施

学校教員向け、図書館青年ボランティア向け、図書館員向けの3つの研修を実施。読み聞かせや折り紙、ゲーム、歌などの手法を伝えました。参加者から「またやって欲しい」「読み聞かせの大切さが分かった」などの感想が寄せられました。

図書館青年ボランティア研修の様子
研修会の様子

事業が縮小する中で今できることを精一杯に

現在、このキャンプを支援するシャンティを含む国際NGO全体が資金難に直面しています。その中で、これまでの良い流れを止めず、最低限の活動を維持できるよう努めること。そして、関係者全員が幸せな形で次のステップを迎えるサポートをしたいと思っています。

「世界の現場から AIR MAIL」

本記事は、シャンティが発行するニュースレター「シャンティVol.298 (2019年冬号)」に掲載した内容を元に再編集したものです。ニュースレター「シャンティ」は年4回発行し、会員、アジアの図書館サポーターに最新号を郵送でお届けしています。

シャンティは、子どもたちへ学びの場を届け、必要としている人たちへ教育文化支援を届けています。引き続き、必要な人へ必要な支援を届けられるよう、月々1,000円から継続的に寄付してくださる「アジアの図書館サポーター」を募集しています。

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