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【世界の現場から AIR MAIL】Fromミャンマー事務所

2020.11.10   ミャンマー

シャンティ国際ボランティア会は、アジア6カ国8地域に事務所をかまえ、教育文化支援を行っています。各国、各地の海外事務所から、現地の状況やシャンティの活動についてご紹介します。

今回は、多民族が共存する独特の地域にあるミャンマー事務所から、現地の様子をお伝えします。

地域の人々と助け合い始まった次のステップ

ミャンマーでの活動は、2019年から第2フェーズが始まり、公共図書館活動の強化に加え、学校図書館への新しい取り組みを開始しました。雨季の始まりの風雨荒れ狂うなか、対象8校への図書コーナー設置準備や教員研修などを実施しました。政府や学校、公共図書館関係者など、多くの人々に支えられ、新年度である6月から無事に学校図書館をオープンすることができました。事務所のあるピー県は、スーパーなどもなく、多くの人は昔ながらの暮らしを営んでいます。よく停電するなど不便に感じるところもありますが、人々は温かく、常に助け合いの精神があり、つながりの強いコミュニティが存在しています。地域の人々の優しさに救われ、精神的に満たされることも多々あります。

活動を象徴する写真(オッポ郡の学校図書館対象校に行くまでの途中の道)

Hot Topics

1.6月に学校図書コーナーがオープン!

ミャンマーのほとんどの学校には図書室がなく、目指すべき共通イメージを持つことは容易ではありません。本は貴重なもので、紛失しないように棚や箱に入れ、鍵をかけてしまうのがこれまでの習慣でした。子どもたちが読みたいときに読めるよう、本をオープンに置きスペースを開放するコンセプトは新しく、子どもたちのためになるということを理解してもらうまではまだ時間がかかりそうです。

Hot Topics ①(提供した当会からの絵本も最初は、箱の中に鍵をかけられてしまわれていた)

2.世界で初!?「タナカ」の紙芝居

7月はじめ、児童図書専門家のやべみつのり先生を講師に迎え、現地の画家、作家、編集者を対象に自動図書出版研修を行いました。手作り紙芝居の制作をテーマに、ミャンマーらしさを盛り込んだオリジナリティにあふれた作品作りに挑戦しました。ミャンマーの文化について改めて考えてみると、たくさんのアイディアが生まれました。今回、ミャンマー文化の代表と言える、日焼け止めや美容化粧品で頬などに塗る「タナカ」に焦点を当てた紙芝居が誕生しました。とてもシンプルかつユニークな「タナカ」の紙芝居は、きっと世界で初めてだと思います。自分たちの文化について考え、改めて魅力に気づくという、そのプロセス自体に価値があるものだと感じました。

Hot Topics ②(タナカの紙芝居を作者自ら演じる様子)

本の力を信じる人々の声がやりがいにつながる

ミャンマーは現在、教育の変革期で、教育の質が問われ始めています。この先、みんなに愛される図書館活動であり続けるために、地元の人々の声を聞きながら協力し合い、活動を推進していく必要があります。図書館活動はこれからが本番。子どもたちの未来への貢献のためにかんばります。

Hot Topics①(新しく出来た学校図書館で読書をする児童たち)

「世界の現場から AIR MAIL」

本記事は、シャンティが発行するニュースレター「シャンティVol.297(2018年秋号)」に掲載した内容を元に再編集したものです。

「世界の現場から AIR MAIL」From ラオス事務所

「世界の現場から AIR MAIL」From ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所

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