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2021年 年頭のご挨拶 会長 若林恭英

2021.1.1   東京事務所より

新年にあたり皆々様には、シャンティ国際ボランティア会の活動に、日頃変わらぬご理解とご支援をいただいておりますこと心より感謝申し上げます。またコロナ渦中で大変ご不自由な思いをされていることと拝察し、お見舞い申し上げます。

さて本年、シャンティは1981年に設立し、活動開始して40周年を迎えることになりました。この間平坦な道のりではありませんでしたが、一貫してご支援いただきました皆様に、改めて御礼申し上げます。

現在シャンティは、2019年より6カ年の中期事業計画を策定し、アジアの在外事務所6カ国8事務所を置いている国や地域の状況に合わせ、教育行政と連携しながら平和な社会実現のため公教育・学校外教育現場での支援活動を展開しています。これは、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の一翼を担っており、貧困や差別、環境や平和の問題を包括的に理解しながら、各方面と連携してその解決に取り組んで参りたいと思います。

ただ、昨今のコロナ禍において、世界中で困難な状況にいる人々は、子どもを含めて更に厳しい現実に直面しています。世界銀行の調査によると、1日1.9ドル(約200円)未満で暮らす「極度の貧困層」が、2020年に世界で7億人を超えるとの推計を発表しました。2021年度もこれまでの想定から1億5千万人上振れし、貧困層が拡大する可能性があるとしています。これは世界人口比で9.4パーセントに達するという。この傾向は日本国内においても相対的に「子どもの貧困」として知られてきました。

シャンティは、アジアでの経験と学び、つながりを生かし国内における子どもの貧困・外国にルーツのある子どもが抱える課題を解決するための事業を、この中期計画において推進しています。現今のコロナ禍で事業計画の変更を余儀なくされていますが、具体的には、感染拡大を受けて、家庭で過ごす時間が増えた子どもたち、特にサポートが必要なひとり親家庭、生活保護家庭、外国にルーツのある家庭、災害による被災家庭の子どもたちを対象に「家で楽しく学べる時間」を届けたいという思いから、在宅で出来るワークキットや絵本の配布を行っています。また、オンラインによるイベント・活動紹介も新しい挑戦として実施しています。

持続可能な開発目標(SDGs)の理念に、「誰一人取り残さない社会の実現」とありますが、皆様と常日頃からの連携をはかり、平和への道を共に歩んで参りたいと念じています。

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
会長 若林 恭英

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