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知られざる新型コロナ感染対策成功国、ラオス

2021.1.12   ラオス

皆様、明けましておめでとうございます。
ラオス事務所の玉利です。

この年末年始は新型コロナの影響で、皆様におかれましては大変な時期をお過ごしかとお察しいたします。一日も早く感染が収まる事を願っています。

日本及び世界で猛威を振るっている新型ウイルスも、幸いラオスにはさほど浸透していません。本日現在国内の感染者数は41名、回復者40名、市中感染例0、死者0。よく新型コロナ対策の成功例としてメディアで取り上げられてるニュージランドよりも人口が多いにも関わらず感染者数はその50分の1、また台湾やベトナムなどに比べても総感染者数、1人当たりの感染者数共にかなり少ないです。街の中でもマスクをしている人はほとんど見られません。
これはもうコロナ感染対策成功国と言ってもいいでしょう。
何故日本のメディアはこの成功例を取り上げないのか、と思ってしまいます。

その最大の理由は、何といってもラオス政府による早めの水際対策が功を奏した事です。昨年の3月中旬、まだ感染者が発生する前にCOVID19特別対策委員会を立ち上げ、国民に対して様々な注意喚起を行い、感染者が発生すると、すぐに全国民、在留外国人に対する外出禁止令、いわゆるロックダウンを述べ1か月に渡って発令しました。
またラオス人も、国民性もあり政府からの通達を比較的よく守っていたように感じます。

その後も、11月に海外からの帰国者・入国者の中に新型コロナ陽性者が多数確認されると、ビジネスや援助関係者を含め外国人の入国を禁止し、バンコクの水産市場で多くの感染者が発生した時には、タイからの海産物の輸入を全面禁止するなど、その措置は徹底しています。

このような状況の中、現在ラオス人が直面している問題は、直接の新型コロナの感染リスクよりも、外国人観光客の渡航不可、外国人とのビジネスの縮小等による経済的な問題です。私が住むルアンパバーンは観光産業に従事している住民が多いため、多くの方が失業、休職などを厳しい状況を強いられています。

そこでラオス政府が力を入れてる事は、日本のGo Toトラベル同様、国内の旅行キャンペーンです。普段外国人向けに営業している高級ホテルやレストランも、ラオス人観光客にあわせて価格を落としてサービスを提供しています。その甲斐もあって、年末年始には首都ビエンチャンを始め国内各地から一定数の観光客が訪れ、街の中心の屋外のフードコートなどはそれなりの賑わいを見せています。

フードコート

ナイトマーケットは規模を縮小して営業しています。

ナイトマーケット

その他ラオスに居て感じる事は、昔ながらの家族・親戚ぐるみのセーフティーネットの強さです。確かに都市部で失業した人は多いのですが、その中には田舎の両親の元に帰った人も多く、畑仕事や自営業などを手伝っています。もともと農業国であるため、食べる物は何とか手に入るようです。今は家族みんなで支え合いながら、生活が改善する事をじっと待っている状況だと思います。彼らが早く元の生活に戻れる日が来ることを願っています。

それでは本年も宜しくお願い申し上げます。

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