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子どもたちに興味を持ってもらう「子どもたちのための絵本」ミャンマー

2021.2.9   ミャンマー

学校建設による学習環境の改善や教育機会の提供、図書館の改善のほか、子ども向けの本の出版を行うミャンマー事務所の活動のウラ側を紹介します。

オモテ舞台:子どもたちにストーリーへ興味を持ってもらい、絵本を読むきっかけをつくります

ミャンマーの書店に置かれている本の多くは大人用のもの。子ども用は、コミックや子ども新聞程度で、質の良い絵本や児童書は圧倒的に少ないのが現状です。シャンティでは、質の高い絵本を出版し、読書や読み聞かせに活用しています。

シャンティが出版した絵本は利用者の読書スキルの向上だけでなく、多様な内容で子どもたちの創造性や思考力を育むことにも役立ちます。子どもたちは、楽しみながら本を読む機会が増えたことでより読書に関心を持つようになりました。読書により知識が増えたり、学校の学習に集中できるようになったことを喜ぶ声も届いています。

Copy of mobile lib activity

舞台のウラ側

1.ストーリーとイラストの決定

児童書出版委員会は作家5人、イラストレーター5人、編集者5人で構成され、ミーティングは年4回。初回はストーリーについて話し合い、2回目で出版に向けたお話の選定と担当メンバーの選出。3回目にお話の内容について専門家からフィードバックをもらい、初稿を訂正し、4回目で再度フィードバックを受けてお話とイラストを修正しました。

Copy of Meeting with all CBPC members (2)

2.レイアウトデザイン・編集作業

ストーリーとイラストの最終校正が終わったら、ヤンゴン市内の複数の印刷会社に連絡を取ります。印刷の質や料金を確認して発注する会社を決めます。その後は、委員会メンバーが作成したストーリーとイラストのレイアウトを相談したり、編集作業をしながら進めていきます。

Copy of meeting with illustrator for revising process (2)

3.最終修正後、印刷作業へ

サンプル本を専門家に確認してもらい、フィードバックをもらった後、印刷会社といっしょに修正作業を行います。そして、すべての編集作業が終わり、印刷して、無事に納品しました。(※写真は紙芝居を確認している様子)

IMG_4356

制作秘話「絵本づくりのスキル向上が課題」

出版が円滑に進むよう、児童書出版委員会のメンバーや印刷会社と連絡を密に取り合い、よい関係を築くよう努めてきました。しかし、委員かメンバーは各分野の専門家であるため、納得する室に到達するまで編集やレイアウトを修正するのにとても時間がかかり、計画通りに終えることも精いっぱいです。今後は、より多様な内容の絵本作成にチャレンジしていくためのトレーニングも行っていきたいです。

Copy of Meeting with All CBPC members for story selection

「ものづくりの舞台ウラ」から

本記事は、シャンティが発行するニュースレター「シャンティVol.308 (2021年冬号)」に掲載した内容を元に再編集したものです。

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