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臨時休園中、ある幼稚園の取り組み

2021.6.14   カンボジア

チョムリアップスオ、皆さまこんにちは。

さて、私たちの事務所のあるバッタンバンの様子と言いますと、4月頃には一時入境が制限されたり、店内での飲食が禁止になるなどの感染対策が取られています。

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お店の入り口には紐が張られ、「立ち入り禁止」の張り紙。

バッタンバンの教育施設も、3月20日から臨時閉鎖の措置がとられており、子どもたちは自宅で学びを続けることになっています。
今回は、閉鎖中の幼稚園児の様子を紹介したいと思います。

バッタンバン市内のとある幼稚園では、Facebookのメッセージ機能を使って先生と保護者のグループを作成しコミュニケーションを図っているそうです。そのグループを通して、先生から保護者へワークシートを共有したり、お絵かきなどの課題を送り、家庭で取り組んでもらうようにしています。

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家庭によっては、子どもたちが歌を歌ったりする様子を動画や音声、写真に撮って、先生に送ってきてくれることも。

ある園児のおうちでは、保護者と一緒にワークシートに取り組んだり、その他にも絵本を読んだり、ボールなどを使って体を動かしたりしているそうです。

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その他にも、保護者と一緒に家庭菜園で野菜を一緒に育てたり、池で魚のエサやりに取り組んだり・・・。試行錯誤しながら、色々な環境を準備して、娘さんが楽しく過ごせるように工夫しているそうです。

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しかし、保護者が仕事で忙しかったり、インターネットへアクセスが難しいなどの課題もあり、全ての家庭が対応できるわけではありません。また、子どもたちの学びにどう関われば良いかが分からない、というような課題もあるようです。これまでになかったワークシートのコピー代や、通信費用なども家庭の負担になっていると言う声も。

一方で、この幼稚園のケースでは、新たな可能性も生まれているように感じられます。
幼稚園と保護者のコミュニケーションが強化されたり、保護者が子どもに付き添って幼稚園からの課題に一緒に取り組むことで、保護者が幼児期は『遊び』をベースにした活動や大切であることや、幼稚園と小学校の学び方は違って良いのだ、ということを理解してもらう機会になっているのではないでしょうか。また、身の回りの大人と過ごしてコミュニケーションを取る中で、子どもたちは信頼できる人に助けを求める、と言うようなことも学べるのではないかと思います。

出来るだけ早く幼稚園が再開して、幼稚園で友達と遊んだり、お家では体験できないことをできるようになることが一番ですが、子どもたちにとって今しかない、子どもでいられる時期を家庭で大切に過ごして欲しいと思います。

カンボジア事務所 石塚

  • 絵本を届ける運動
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