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それぞれ花を咲かせた6名

2009.8.17   東京事務所より

こんにちは!

「地球に絵本のタネたねをまく」シャンティ国際ボランティア会(SVA) の広報、亀井です。

昭和20年8月15日。

あの夏、生きて敗戦を迎えても、

祖国に還らなかった日本兵がいた・・・・・

『花と兵隊』は、タイ・ビルマ国境付近で敗戦を迎えた後、祖国に還らなかった6名の日本兵、

すなわち「未帰還兵」を描いたドキュメンタリー映画です。

現在30歳と若い松林要樹監督は、2005年から3年にわたる長期取材を経て、この映画を記録されました。

この6名の未帰還兵のかたがたは、今では90歳前後。

タイの首都バンコク、ミャンマー(ビルマ)との国境近くのメーソット、

タイ北部のチェンマイやランプーンにお住まいです。

「日本兵として、当時どのように従事していたのか」

「なぜ日本に帰らなかったのか」

「離隊後どのように生き延びたのか」

家族にさえも洩らさなかった当時の状況を、松林監督が問いかけます。

必ずしも歓迎されないインタビュー。何十年も封印した記憶。

はじめは重く口を閉ざしていたかたがたも、松林監督の誠実さと忍耐力に負けたのか、

しだいにポツリポツリと語りはじめます。

そのあたりの背景は、松林監督のブログでも詳しく紹介されていますので、

映画を見終えたあとに、併せてご覧ください。(監督ブログ http://d.hatena.ne.jp/motokiM/

日本に還らずとも、魂は日本人であり、祖国に思いを馳せる未帰還兵。


先日、動画インタビューでSVAの八木澤が、

「難民という国籍はない」と言っていたのを思い出しました。

(八木澤のインタビュー動画 http://ameblo.jp/sva-pr/entry-10300480427.html

SVAは、映画にも出てくるメーソットに事務所を構え、

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ内で図書館の運営、民話絵本の出版など活動をしています。

キャンプ内でカレン族難民が読む絵本は、もちろん「カレン語」。

祖国を離れようとも、カレン語・カレン文化を継承する支援を継続的に行っています。

話は戻りますが、その土地の女性とそれぞれ結婚した6名。

結婚当時の写真が出てきますが、奥様がとても美しいのが印象に残ります。まさに「花」です。

また要所要所にハスの花も出てきて、全体的にとても穏やかな映画です。

制作中、2名のかたがお亡くなりになりました。

遺言とも言えるこの作品、東京ではシアター・イメージフォーラム (渋谷駅から徒歩8分)で絶賛上映中です。

今後、全国各地で上映が予定されています。

映画情報・劇場情報はこちら↓

http://www.hanatoheitai.jp/

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