読書の秋
2013.11.1 東京事務所より
こんにちは。下総の住人鎭野です。
少しずつ街路樹も色を染め、秋も深まってゆきます。
世間では「読書の秋」と言いますが、本の虫には毎日が秋の様なものです。
休みになると古書店へ足を運びます。当然本を物色するのが主目的ですが、本を片手にカウンターへ行き、店主と話に耽るのも楽しみの一つです。
パイプに下駄が似合う馴染みの店主は雑談に始まり歴史、文学、思想、宗教と引き出しの多さを如何なく披露し、邯鄲の夢の如く閉店時間となってしまいます。
そして店を出て薄暗い道を一人帰路につく頃には、いつも話に出てきた本が私の購買リストに追加されてしまうのでした…。
という、本が引き合わせてくれた人との繋がりのお話でした。
なお、写真は本文とは全く関係ありません。井伏鱒二の小説で有名な「武州鉢形城」です。