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【カンボジア洪水】緊急救援・第2弾を行いました

2013.11.20   カンボジア緊急救援

皆様、こんにちは。カンボジア事務所の萩原です。

1か月前のブログ(10月23日24日)でもご紹介させていただきましたが、カンボジアでは今年、水害の被害が深刻です。11月8日現在、洪水被害は全23州中20州に広がり、173万人が洪水の被害を受け、子どもを含む188人の方が犠牲となりました。

現在、水はかなり引いてきてはいるものの、今も避難生活を余儀なくされている方や、洪水で収穫前の田んぼがやられてしまったため食糧不足に陥る方がたくさんいます。

SVAカンボジア事務所では、オータキ集合村での洪水被災者支援後も、特に被害が大きかったカンボジア北西部のバンテイミンチェイ州とバッタンバン州において、被災地域の調査を継続しました。

調査の結果、中でも被害が深刻であり、支援が十分に届いていないバンテイミンチェイ州セレイソフォン市プニアット集合村、及びモンクルボレイ郡バット・トラング集合村を対象に、食糧配布を実施することを決定しました。

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膝まで水につかって家を訪問。村への移動もボートです。(プニアット集合村、右:萩原)

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被災された方への聞き取り調査。(プニアット集合村)

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浸水した家。お母さんとその子ども。(プニアット集合村)

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家の床を魚が泳いでいました。(プニアット集合村)

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洪水で破壊された田んぼ。(プニアット集合村)

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被災した家族。浸水が最もひどかった時の水位を示してくれました。(バット・トラング集合村)

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簡易テントで避難生活を送る住民(バット・トラング集合村)

 

その後、11月17日に両集合村において、米25㎏、麺1箱、砂糖1㎏、塩1㎏、チャイパウと呼ばれる漬物1㎏からなる食糧パッケージを計1,549世帯に配布しました。

 

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寺の敷地をお借りし配布。前日夜から朝まで続く雨のため、多くの村人がカッパに身を包んで配布先へ集まりました。雨を避けるため、急きょテントを設営。(バット・トラング集合村)

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列をつくって配布を待つ村の人々。配布は事前に村と協力して作成した配布先リストを基に実施しました。(バット・トラング集合村)

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米が到着。(バット・トラング集合村)

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最初の家族に食糧パッケージを渡しました。右端はバット・トラング集合村長、右から2番目は駆けつけてくださった郡の副知事。中央は筆者。

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笑顔で帰っていく女性。(バット・トラング集合村)

 

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受け取った物資をみんなでトラクターに積み込み村へ帰ります。(バット・トラング集合村)

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ソー・カムサットさんと3歳の娘さん。(バット・トラング集合村)

「私の家は稲作農家です。米は収穫前にすべてやられてしまい、食糧不足で困っていました。

日本の皆様、ご支援くださりありがとうございます。」

 

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プニアット集合村では、近隣のマーケットを配布スペースとして無償で提供してもらいました。

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米の積み下ろし作業は各村から労働力を提供してもらいました。(プニアット集合村)

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物資を受け取りトラクターに乗り込む。中央の女性はデン・レイさん。(プニアット集合村)

「洪水で田んぼはすべてやられてしまいました。食べ物がなく困っていました。私は5人家族で3人の子どもがいます。日本の皆様、ありがとうございます。私たちの家族は困難な状況にありますが、このご支援でその困難が軽減されます。皆様の健康と幸福をお祈りします。」

 

食糧を受け取った村の人たちから、何度も「ありがとう」と言われました。

配布が円滑に進むようにと、緊張した中ではありましたが、村の人たちの笑顔に出会えたのはとてもうれしいことでした。

一方で、今回の緊急救援事業を通して痛切に感じたのは、村の人々が抱える厳しい現実でした。今回の支援対象となったある家族のお母さんは、「食事は1日2回しか食べられません」と言います。「おかずがあまりないので、米ばかり食べています。塩やトウガラシで味付けします。」わずかな現金収入を得て生活していますが、洪水の間は仕事ができず、さらに厳しい状況だったと言います。

災害は、貧しい人により厳しい形で影響を及ぼします。災害時の緊急救援と同時に、足元にある“貧困”、“格差”を解決していくということが必要だと改めて思いました。

上記の食糧配布支援はジャパン・プラットフォーム様のご支援により実施しました。

SVAカンボジア事務所・萩原宏子

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