「母親を忘れたトラ猫」(ラオスの昔話より)
出版元:シャンティ国際ボランティア会
2000年出版。
少数民族の子どもたちが聞いて慣れ親しんでいる昔話を絵とラオ語で表記することにより、「絵を見る」ことから「文字を読む」、さらに「物語を読みたい」という気持ちを育みます。子どもたちにラオ語に触れるための教材として絵本や紙芝居を出版しています。
'; $add_footer = ' '; $og_image = 'https://sva.or.jp/lp/laos/img/pic_title.jpg'; include_once( $root.'common/inc/header.php' ); ?>
特集
ラオ語を生活に使っている民族は全体の66.2%。
他の少数民族の子どもは、家では独自の言語を話し、
小学校へ上がって、はじめて国語であるラオ語に触れるのです。
そのため、ラオ語に不慣れな子どもたちは、教科書が読めず、先生の言っている事もわからず、
教育に大きな影響が出てしまいます。
ヴィエンチャン(首都)の大半の子どもは、 生まれて最初に耳にする言葉が、 既に共通語の「ラオ語」です。
ヴィエンカム郡の8割以上の子どもが、 生まれてから6年経ってようやく「ラオ語」を耳にします。
教員養成学校に通う女の子のお話。
「私の住んでいる村から教員養成学校までは通える距離ではないので、
県都に下宿をしながら勉強をしています。
卒業したらこの村に戻ってきて先生になりたいです。
この村は貧しいですが、子どもたちには希望を失わないでほしい。
それは教育の力でできることだと信じています」
国語はラオ語で教えますが、子どもたちが分からなければ、
ちょっと自分の民族の言葉も使って教えます。
「まずは学校を怖がらないで来てもらいたいです」
家の1階で機を織っていた女の子。学校ではくスカートを織っています。
この村のどの家にも1階には機織り機があります。
民族に伝わる柄の布を織り、スカートを作る。そんな丁寧な生活をしています。
村のあるヴィエンカム郡はラオスの中でも貧しい郡の一つです。
「私の願いは子どもが先生になって、この村に戻ってくること。
今、この村の出身の先生はいません。
今建設中の小学校で学び、進学して、教員養成学校で学び
先生になって故郷に帰ってきて欲しい」
少数民族の子どもたちが話す言葉や
この村での生活を知る先生が増えれば、
「先生のようになりたい」と学校に来る
子どもたちも増えることでしょう。
シャンティはルアンパバーン県ヴィエンカム郡のプーカン村で 小学校の建設、トイレと給水タンクの設置を行っています。 72家族592人の住民がいる村の村長・トンヴィン氏は54歳。 小学校の建設現場にも足しげく通っていました。2013年10月現在この学校は完成しています。
ラオス料理の基本は唐辛子。この唐辛子の辛味をきかせた肉味噌をたぷっり入れた汁麺の「カオソーイ」がラオス北部のルアンパバーンの名物。 東京の吉祥寺にある「ランサーン」ではラオス料理を味わう事が出来ます。
人口660万人の半数以上が49の少数民族からなる ラオス。どんな片田舎に生まれても「教育」を受ける権利はある。権利を「絵に描いた餅」にしない活動に取り組みます。
教育の底上げにご協力ください。本は、配っただけでは活用されず、研修会は、1回の実施では身に付きません。シャンティの行う教育・文化支援活動にご協力ください。
株式会社ハニージャパンのご厚意により、マヌカハニーの売上がラオスの子どもたちの絵本出版に充てられる「Book Born from Honey~蜂蜜から本が生まれるプロジェクト」にご協力ください。