ウェブサイトでも絵本を読むようなワクワクを|株式会社QANDO 米山さん、三上さん、菅井さん
「絵本を届ける運動」が25年目を迎えた2024年1月、記念特設サイトをオープンしました。シャンティのウェブサイトから始まり、この特設サイトの制作も担当してくださっているのが、株式会社QANDOの皆さんです。
今回はQANDOの皆さんにシャンティとの出会いや、サイト制作を進める上での気づき、大変だったことなどを伺いました。
お話を聞いた3名のご紹介
左:米山真司さん
ウェブディレクター。プロジェクト全体をまとめ、進行してくださる心強い存在。通称ヨネさん。
中央:三上悠里さん
グラフィックデザイナー、クリエイティブディレクター。「絵本を届ける運動」のロゴデザインも三上さんによるもの。
右:菅井 留美さん
ウェブデザイナー、アートディレクター。25周年特設サイトのデザインは主に菅井さんが担当。サイト全体のリニューアルから、具体的なページデザインまで幅広く手がける。
絵本をめくる楽しさやワクワクを特設サイトでも
三上さん:シャンティと出会ったのは2019年ごろ、映像でシャンティに以前から関わっている江藤孝治さんを通じて出会いました。江藤さんとは大学の同級生なんです。
2020年の夏明けから秋にかけて、シャンティの本体サイトのリニューアル作業を開始し、1年後の2021年12月に完成したという流れでしたね。
25周年サイトのトップページ(https://sva.or.jp/ehon25th/#)
三上さん:25周年特設サイトについては2023年の夏ぐらいから企画を開始しました。本体サイトのリニューアルを通じて、シャンティらしさの共有や「絵本を届ける運動」に関するの理解が進んでいたこともあり、楽しいプロセスでした。
菅井さん:25周年という特別な雰囲気を特設サイト全体で伝えたいと考えたときに、絵本をめくる楽しさや絵本のカラフルさをサイトに取り入れるのはどうかというアイデアが浮かびました。
そこで、カラフルで賑やかなデザインと、本をめくるアクションをサイト内に取り入れ、絵本を読んでいるような気持ちになるように工夫しました。
「子どもたちの声」をどのように出すかは難しい課題でした。別ページにするべきか、一目で見れる形にするべきか、さまざまな選択肢を検討しました。また、「届けた絵本」の部分は、掲載する絵本の数がとにかく多かったので大変でした。
シャンティと出会って新しいアンテナが立った
三上さん:シャンティの活動は「本」が軸にあるというところが大きな特徴だと思っています。ほかの団体だと緊急的な支援のためにあえて危機感を訴求することも多い中、長い時間をかけて醸成していく文化が根底にあることが伝わるよう意識しました。
米山さん:シャンティに関わっている企業一覧を見た時に、普段弊社が携わっている会社も何社かあって。自分たちが知らなかっただけで、関わっている企業がたくさんあるんだな、と気づきました。ちょっとしたことですが、担当の方とシャンティについて話してみたり、変化がありました。
三上さん:個人的に数年前から「絵本を届ける運動」に参加するようになったんです。親戚家族にも勧めて一緒にやったりもして、自分の生活の中に「絵本を届ける運動」が入ってきたことが良かったなと思います。あとは、日ごろご一緒している企業の方に「こんな取り組みもありますよ」とお勧めすることもあります。「一緒にやろうよ」と言える取り組みはなかなかないですよね。
米山さん:「絵本を届ける運動」は子どもも楽しめて、その結果として活動地の子どもたちの支援につながる、というのが大きな活動だと思います。
菅井さん:支援の仕方もあらゆる方法がある、というのは学びでした。知らなかった世界が広がりました。
米山さん:シャンティとご一緒するまで、NPOって何をしているんだろう?とわからない部分も多くありましたが、新しいアンテナが立つというのはすごく大きなことですよね。今までになかった会話が生まれたということは些細なことですが、大きな変化だと感じます。
プロフィール
■米山真司さん
専門学校卒業後、住宅設計士として戸建建築の設計に従事。AMD 株式会社参画。ウェブデザイナー、ウェブディレクターを経て、2015 年デジタルクリエイティブを専門とするAMD WOWTTO株式会社の立ち上げに参画。2020 年、QANDOに参画。
■三上悠里さん
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒業。株式会社 電通テック、株式会社 佐藤卓デザイン事務所(現TSDO)を経て独立。グラフィックデザイナーとして、現代美術、演劇、教育、ソーシャルデザインなどの文化・芸術領域を中心に、観察と対話に基づく解釈の視覚化を主題に活動中。
https://www.yuurimikami.com/
■菅井留美さん
大阪出身。専門学校卒業後、制作会社にてグラフィック・WEBデザイン制作に携わる。上京後、インハウスのデザイナー、フリーランスを経て、現在はWEBをメインとしたアートディレクター・デザイナーとして様々な案件を担当。
■株式会社QANDO
QANDOは人と人、ブランドと人の新しい絆を作るクリエイティブカンパニー。プロデューサー、ストラテジックプランナーをはじめ、多くのクリエイターが在籍する。
https://qando.co.jp/
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