スラム出身の私でも、道は開ける
オラタイ・プーブンラープ・グナシーランさん
タイ / タイ大使館 一等書記官
シャンティは、1981年にタイ国内のカンボジア難民キャンプでの
支援活動を開始して以来、35年以上、アジアの子どもたちへの教育支援や
緊急救援活動を行ってきました。
そんなシャンティがタイのスラムで運営している図書館に通い、
“夢”をつかんだ一人の女性がいます。
アジアには「本を知らない」子どもたちがたくさんいます。
小学校に通えない、図書館がない、内戦や貧困のため読み書きができない。
しかし、1冊の本から生きる希望を見つけ出す子どもたちがいます。
シャンティは36年にわたり図書館を作ったり、
27万冊以上の翻訳絵本を届ける活動をしてきました。
本を手にした子どもたちからのメッセージと、
未来を切り拓いてきた人々のストーリーをご紹介します。
オラタイ・プーブンラープ・グナシーランさん
タイ / タイ大使館 一等書記官
シャンティは、1981年にタイ国内のカンボジア難民キャンプでの
支援活動を開始して以来、35年以上、アジアの子どもたちへの教育支援や
緊急救援活動を行ってきました。
そんなシャンティがタイのスラムで運営している図書館に通い、
“夢”をつかんだ一人の女性がいます。
スニター・ピンマソンさん
ラオス / 国営テレビ局アナウンサー・ニュースキャスター・ジャーナリスト
シャンティは、1996年から子どもたちのための総合施設
「子どもの家」の運営を支援してきました。
「子どもの家」に通う子どもたちの中でも、スニターさんは歌や踊りが上手で、
絵本の読み聞かせもでき、みんなのリーダー格でした。
ノー・ジャー・ポーさん
ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ / 図書館ユースボランティア
タイとミャンマーの国境にある難民キャンプで生まれ育った子どもたちにとって、
図書館の本が「外の世界」へと、つなぐ「窓」になっています。
難民キャンプ内の図書館でボランティアとして
子どもたちへ本の読み聞かせをしているノー・ジャー・ポーさんをご紹介します。
2021年1月21日
ミャンマー
2020年11月26日
ネパール
2020年9月29日
ミャンマー
絵本作家エリック・カール It means so much to me that my books are enjoyed by readers in different countries around the world. 世界のさまざまな国のみなさんが私の絵本を楽しんでくださっているのを知って、とてもうれしく思います。 絵本作家エリック・カール 漫画家・ 自分の中に起こる、さまざまな感情や思い。家族や友達にわかってもらえなくても、本を読んで、同じ思いを共有することができる。そして、たとえそれがマイナスの感情でも、つらい感情も「乗り越えた人がいる」ということを、学ぶことができます。だからこそ、本を読むとほっとするのでしょうね。 「わたしの大切な一冊」 漫画家・イラストレーターこうの 史代 元駐日アフガニスタン 読む力は人々にとって、とても重要なものです。 元駐日アフガニスタン大使館 広報官ジェイソン・プラット フォトジャーナリスト安田 菜津紀 幼い頃、数々の本が教えてくれた、知らない世界に触れる喜び。 フォトジャーナリスト安田 菜津紀 フォトジャーナリスト渋谷 敦志 gooddo株式会社中村 奈津 「戦争の反対は、平和ではなく、文化だと思う」と、尊敬する社会起業家の方が仰っていました。 gooddo株式会社中村 奈津 絵本作家/大阪芸術大学 本棚に雑然と並んでいる本。その背表紙の美しさ。 絵本作家/大阪芸術大学文藝学科客員准教授立本 倫子 gooddo株式会社下垣 圭介 私自身、本を通して本当に多くことを学びました。特に幼少期に本からうけた影響はとても大きなものです。 gooddo株式会社下垣 圭介 特活)NPOコミュケーション支援機構 代表加形 拓也 NPO法人オブセリズム 代表(演出家)花井 裕一郎 本を読む、正しい情報に触れる、これこそが教養となり「平和」へのプロセスと考えます。未だこの行為が出来ない人々に、この行為を届けることが、また「平和」を広げることとなり、僕がここに存在することに繋がると考えます。 NPO法人オブセリズム 代表(演出家)花井 裕一郎 子どもと読書の 読書を通して培われる想像力や理解力が、幸せや平和や民主主義へとつながっていくことを願っています。 子どもと読書のコーディネーター&ストーリーテラー佐藤 凉子 リブライズ合同会社地藏 真作 株式会社 電通 本がヒトに教えてくれること。 株式会社 電通 特命顧問白土 謙二 フォトジャーナリスト川畑 嘉文 読書は冒険への一歩。人は本を読むことで知的好奇心を満たし世界を広げていきます。貧しいために通学できない子ども。紛争で故郷を逃れた子ども。そんな子どもたちも平等に本を手にし、新しい世界を発見することができる。アジア各地にあるシャンティの図書館で、無我夢中で本を読む子どもたちの姿がとても印象的でした。あの子どもたちが無限の可能性を膨らませ、いつか立派に社会に羽ばたいていくことを夢見てなりません。 フォトジャーナリスト川畑 嘉文 READYFOR代表米良 はるか 映画監督金高 謙二 私は映像の世界に長くかかわってきました。映像は言葉や文字よりも見た感動や怒りや歓びをそのまま直接観る人たちに伝えることだと思っています。しかし、それをスタッフやスポンサー、さらに自分自身をも納得させるためには文字にすることが大切です。一つの物語を作るためには、多くの参考になるものやお手本となる本を読むこと以外にそれ以上の成果はないと言えるでしょう。 映画監督金高謙二 絵本作家かこさとし だから 本は すばらしい! 絵本作家かこさとし 絵本作家いまき みち 神奈川県のはしっこの藤野という町に住んで30年以上になる。 絵本作家いまきみち 漫画家上條 淳士 人は、本がなくても生きていける。 漫画家上條淳士 作家青木 利元 「本」は「ことば」でできている。 作家青木利元 プロサッカー選手柴村 直弥
幼いころから本を読むことで様々なことを想像したり、考えたりしてきました。いまもなお本から多くのことを学ばせてもらっています。
アフガニスタンの隣国であるウズベキスタン含め、これまで海外の様々な国々で生活をしてきましたが、本を読むことができない子ども
たちが世界には数多くいることを実感しております。1人でも多くの子どもたちが身近に本と接することができる環境になることを願っ
ています。
プロサッカー選手。ポーランド・1リーガ・OKSストミール・オルシュティン所属柴村直弥 絵本作家二見 正直
みんなで素敵な未来をつくっていきましょう! 理想の未来を思い描く力。それは、人生のあらゆる困難に立ち向かっていくことができる原動力となります。それは本を読むことで大きく育ちます。これからの子どもたちが、とびきり素敵な未来を描いてくれることを願っています。
絵本作家二見正直 あなたが一歩をふみだすことで、より多くの本を届けることができます。 シャンティは「共に生き、共に学ぶ」ことのできる平和(シャンティ)な社会の実現を目指し、
世界の絵本を読んでみよう「パヒロン(土砂災害)が来た」ネパール
世界の絵本を読んでみよう「かすがいのステッキ」
私たちも応援しています
I am very grateful to the Shanti Volunteer Association for all that they do to make books available in different languages.
I hope readers of all ages will find comfort in my books and in any picture book they read together with their families and friends.
I hope the closeness of sharing books together, as well as the hopeful message of my stories will bring peace and beauty to all.
シャンティ国際ボランティア会のみなさんが、さまざまな言語に翻訳され、子ども達に絵本を届けている活動を私は、とてもすばら しく尊いことだと感じています。
あらゆる年齢のみなさんが私の絵本を読んで満ち足りた気持ちになり、家族や友達と一緒に絵本を楽しみながら読むことができるように願っています。
私は多くの人が本に親しむと同時に、希望に満ちたメッセージが込められた私の物語が全ての人々に平和と人生の美しさを届けられればと願っています。
イラストレーターこうの 史代
アジアの子どもは家族や豊かな自然に囲まれています。ですが、体験だけでは理解できないことってあります。たとえば兄弟が多くて末っ子で理不尽な思いをしている、家族の中では自分だけがその立場だから、他の人にはわからない。そういう感情も本の中に見いだせるのです。
本は、いつでも心に思い浮かべられる「私だけの風景」をくれます。自分が苦しいとき、決意するときなどに、遠くの町の灯りのように、自分の将来を照らしてくれます。
『銀河鉄道の夜』宮澤賢治作(角川文庫)
いま手元にある本で、一番古い本です。宮澤賢治のいつも人として当たり前のことをしようとしている、筋が通っている生き方にひかれました。
「銀河鉄道の夜」をはじめて読んだときには衝撃を受けました。辛い境遇にあるジョバンニに対するカンパネルラの思いやジョバンニの嫉妬など、微妙な心の動きを目の前につきつけられたからです。ふだんは目にしない人間の感情のどろっとした面がいきなり出てくるんですね。
そして、宮澤賢治の作品は意外に技巧的なのです。まんがを描くようになってから、それに気づくようになりました。ときどき、朗読して、表現のおもしろさに改めて気づきます。全体の構成や、方言の表記の工夫など、今は読むたびに発見があります。
大使館 広報官ジェイソン・プラット
多くの情報を得ることで、さらによい生活ができるようになります。
また、お互いのこともさらによく理解できるようになり、平和を促進することに繋がります。
アフガニスタンでこの力をもっと広げたいです。
シャンティの本のプロジェクトはとても素晴らしい活動だと思います。
いつか私の愛犬がシャンティの本に出たら、アフガニスタンへの大きな貢献に繋がります。
そんなかけがえのないひと時が、環境の壁を乗り越え、世界の子どもたちに広がっていきますように。
本を読むことはまさしく文化を知ることなのではないかと思います。
まずは読み終わった本を送ることなど、自分にできる範囲の身近なアクションをする人が増えることを願っています。
文藝学科客員准教授立本 倫子
それを見ていると、好奇心が沸き起こり、いろいろな考えが走り出します。
そうして、いつしか空想の世界への汽車へ乗り込みます。
ふと手にした1冊の本で、私たちはいつでもどこでも、
見た事もない場所へのすばらしい旅へと出かけることができるのです。
「シャンティ国際ボランティア会」様が行っている活動が、1人でも「本を知らない」子どもたちが減らし、1人でも多くの子どもたちに、豊かな生活を送ることができるきっかけを与えてくれるよう願っております。
応援しております!
消費される本をシェアする本へ。そこに生まれる本や情報による「交流」を世界中でつなげていけることを願い、賛同、行動します。
コーディネーター&
ストーリーテラー佐藤 凉子
特命顧問白土 謙二
知識、考え方、方法。
愛すること、笑うこと、悲しむこと、慰めること。
歴史、未来、生き方、行動の大切さ。
どんな困難な状況にあろうとも、
読みたい時に、読みたい本を、読める自由。
それがあれば、明日への“可能性”が生まれる。
本には、それだけの力がある。
絵本は映像に似ていると思います。どの子も持っている無限の可能性、それを絵本はあっさり超えさせ、更なる想像力をかき立て膨らませてくれるのです。それは人にとって無くてはならない宝物だと思います。
本は いっしょに どきどきしたり笑ったり なかよしをます たのしい ともだち。
本はさびしさをなぐさめ つらい心を いたわってくれる やさしい お母さん。
本は 力のつく栄養と おいしい食物を 上手に つくってくれる コックさん。
本は 昔や 外国のめずらしいことを おしえてくれる すてきな先生。
本は 正しい おこないを はげまし 人の道を 示してくれる しっかり父さん。
引越をして来た当時、本屋さんも図書館もなく、子供たちは学校の図書館のわずかな児童書や絵本をみれるだけだった。
でも、自宅で文庫を開いた時、友達同士でお話を作って遊んだり活字にたよらない世界が残っていた。
きっとサポートしている国でもお話の世界はあると思う。「本の力」はなんだろうと考えた時、「文字の力」や「絵の力」が子供たちの「生きる力」のひとつになってくれたらいいなと思います。
注 藤野町は合併して相模原市緑区に標示がかわりました
本を読まない人にとって本は「そこにある」物質にすぎない。
本で腹は膨れない。
しかし本は、それを必要とさえしてくれれば、知識を与えてくれる。 好奇心を満たしてくれる。 答えを示唆してくれる。 勇気をくれる。
その時、本はあなたの「側にいて」くれる。
どうか本を読んでください。
たくさんの「ある」から「いる」に、本を変えてあげてください。
「ことば」は私たちの意識の働き、思考という機能を写し取る鏡のようなものである。
だから、「ことば」は私たちの人生あるいは生活や世界の実相のすべての領域を捉えることができる。文学は審美的に見事な形象を生み出し、学術研究は自然や歴史や世界の謎や根源を解き明かす。「本」はそれを収めた、生きる糧のぎっしり詰まった宝石箱のようなものだ。
さらに、人は「本」によって社会を知り自立した批判的精神・知性を持つこともできる。「本の力」の凄味はそんなところにもある。
未来を切り拓くために「あなたにできること」
子どもたちが未来を切り拓けるよう、ご協力をお願いします。シャンティってどんな団体?
1981年に設立しました。
アジアで図書館の建設や運営、学校や村を巡回する移動図書館活動、
絵本や紙芝居の出版と配布、図書館員や教員の育成研修会などを行っています。詳しくはシャンティのWEBサイトをご覧ください
シャンティの活動をチェック