2022.11.02
読み物

「読書週間」におすすめのシャンティ関連書籍3選

Books For All
スタッフの声

皆さん最近、本を読んでいますか?通勤時間がなくなったことで読む時間が減ってしまった人も、逆に在宅勤務になり読書時間が増えた人も、全然読んでいない…という人もいると思います。

秋は「読書の秋」とも言われますが、毎年10月27日から11月9日は「読書週間」。本を親しむことを目的とした2週間なんです。

読書週間は戦後すぐの1947年、「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という想いから、出版社・取次会社・書店や公共図書館などが協力し、第1回が開催されたところから今も続いています。

そこで今回は、読書週間におすすめのシャンティ関連図書を、3冊ご紹介します。

『わたしは10歳、本を知らずに育ったの。–アジアの子どもたちに届けられた27万冊の本』

シャンティが36年(書籍制作当時)にわたり取り組んできた図書館づくりや、アジアの国々へ翻訳絵本を届ける「絵本を届ける運動」についてまとめた1冊です。

子どもの頃にタイのスラム街にできた図書館に通い、読む喜びと学ぶ楽しさを知った少女がやがて外交官になった話など、1冊の本との出会いから未来を切りひらき、人生が動き出した8人のストーリーを紹介しています。

また、読み書きができない人びとの背景とその課題、日本からどのように絵本を届けたのか、日本にいる私たちにできることは何なのか、写真や図解とともに分かりやすく書かれており、小中学生にもおすすめの1冊です。

合同出版のこのシリーズは、ほかの団体の取り組みや、アジアの国々の暮らしや課題を知ることができる書籍が揃っており、おとなも子どもも新たな世界を知ることができます。

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https://craftaid.jp/?pid=150795353

図書館は、国境をこえる―国際協力NGO30年の軌跡

2021年にシャンティは設立40年を迎えましたが、設立30年当時にこれまでの活動の軌跡を各国・各事業を担当していた職員がまとめた1冊が『図書館は、国境をこえる―国際協力NGO30年の軌跡』です。

継続するコロナ禍で、なかなか海外旅行に行くこともままならない日々ですが、秋の夜長にのんびりと、読書から国境を越えた取り組みを追体験してみてはいかがでしょうか。

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試練と希望 東日本大震災・被災地支援の二〇〇〇日

2011年の東日本大震災後、シャンティも被災地においてまちづくり支援や、居場所づくり・学習支援、そして移動図書館と、さまざまな活動に取り組みました。

被災地での支援活動に携わった職員、そして協力者が支援を通じて感じたこととは。東北に寄り添い続けた6年間の活動の軌跡をまとめた1冊です。

書籍詳細・ご購入はこちら
https://craftaid.jp/?pid=150795465


左から、
『わたしは10歳、本を知らずに育ったの。』著者:鈴木晶子+山本英里+三宅隆史、編集:公益社団法人シャンティ国際ボランティア会、合同出版株式会社
『図書館は、国境をこえる』編者:公益社団法人シャンティ国際ボランティア会、株式会社教育史料出版会
『試練と希望』編者:公益社団法人シャンティ国際ボランティア会、株式会社明石書店

気になる1冊はありましたでしょうか?この読書週間にぜひピンときた1冊を手にとり、本を読むことの楽しさや、本から得られる新たな発見などを味わっていただけたらと思います。

▼そのほか、シャンティ関連図書一覧はこちら

https://sva.or.jp/publication-category/svabooks/