2018.06.09
海外での活動

移動図書館事前説明会の実施

ラオス

6月4日よりラオスインターンに着任しました、松永淳子と申します。ブログを通じて、皆さんにラオスでの事業やラオス文化の情報を発信していきたいと思います。

ラオスの地を踏むのは2013年以降、人生2度目になります。ルアンパバーン市内は新しいお店がオープンしているなど小さな変化はありますが、静かでのんびりとした空間は変わっていないように感じます。

先日、ワークショップ形式の移動図書館事前説明会のため同県パクセン郡(ルアンパバーンから1時間半離れた場所)に行ってきました。今回は18名の先生方が参加していました。その中の活動を一部ご紹介します。

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本を見つけるゲーム
グループをA~Dの4つに分けます。ぞれぞれのグループのテーブルには本が積まれ、貸出票が1枚配布されます。グループの代表は貸出票をみて、積まれている本の中からその本を見つけ出すゲームです。しかし、本の積まれ方や貸出票の書き方はバラバラです。

A:本は整理整頓された状態 貸出票には登録内容(NO.、本のタイトル、著者など)が詳しく明記
B:本が雑多に置かれた状態 貸出票には登録内容(NO.、本のタイトル、著者など)が詳しく明記
C:本は整理整頓された状態 貸出票には登録内容が明記されていない
D:本は雑多に置かれた状態 貸出票には登録内容が明記されていない

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グループ代表が本を見つけた後に、各グループで何が良かったのか、不便だったのかを考え、発表してもらいます。そうすることで貸出時の本の配置で気を付けるべき点や貸出票に明記すべき点などの共通理解を持たせることができます。

この活動の何よりも良いことは、一方的に貸し出し方法を説明するのではなく、先生方に貸出の疑似体験をさせてそれぞれの考えをグループ内/全体で共有させるアクティブラーニング主体であることです。この活動を通して、先生方が意見をもつこと・共有することの重要性を理解し、授業の際にこのような機会を増やすように工夫すれば、きっと子どもたちの『考える力の養成』につながるのではないかと思います。

1年間よろしくお願いいたします。