【台風19号】落ち着いて勉強できるよう避難所で小中高生の学習スペースを運営
この度の台風19号により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
シャンティ国際ボランティア会は、特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパンと協働し、令和元年台風19号で被害を受けた長野県・長野市で被災された方々の生活を支えるための支援活動を行っています。
避難所で学習スペースを運営
台風19号による豪雨から1カ月以上が経過しました。長野では、ますます寒さが増すなか、まだ多くの人が避難所生活を続けています。避難している子どもたちは、休校していた学校が再開したのに合わせて、宿題や受験勉強に取り組み始めています。避難所には勉強できるスペースがなかったため、学習スペースの運営を開始しました。
避難所の学習スペースで勉強する子どもたち
小・中・高校生のため毎日学習スペースをオープン
学習スペースは毎日夜10時までオープンしています。夕方4時半頃から、学校から帰ってきた小学生たちが集まり、宿題をしています。夜になると、中学生や高校生が増えてきます。中には、受験勉強のために足しげく通う子どももいます。
以前は避難所の床やダンボールベッドの上で勉強
学習スペースができる以前は、避難所に落ち着いて勉強できるスペースがなく、子どもたちは床やダンボールベッドの上で勉強していました。学習スペースが設置されてからは「机と椅子があり、暖房も効いている空間で勉強できるようになった」と子どもたちは喜んでいます。
落ち着いて勉強できるよう子どもたちが自発的にルールづくり
子どもたちは、落ち着いて勉強に取り組めるよう自発的に、学習スペース使用のルールを決めました。スペースを利用する一人ひとりが、他の人を思いやって利用しています。大学入試過去問題集を毎日のように持ってくる高校3年生の受験生は「数時間でも集中して勉強できるのは嬉しい」と喜びのコメントを寄せています
台風19号 緊急救援報告会「求められる被災者に寄り添う支援」開催
災害から2カ月後の12月12日に、これまでの活動とこれからの支援について、皆さんにご報告する会を開催します。どうぞお誘いあわせの上ご参加ください。
報告会の詳細とお申し込み方法は、以下のページをご覧ください。
https://sva-old.skr.jp/wp/?p=36022
※当事業の初動調査は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成を受けて実施しています。
※傾聴活動は、チャイルド・ファンド・ジャパン、曹洞宗長野県第一宗務所、曹洞宗長野県第一青年会、全国曹洞宗青年会、長野県曹洞宗婦人会、県内曹洞宗寺族と連携して実施しています。