【令和4年福島県沖地震vol.2】広がる支援の輪
令和4年福島県沖地震で被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。
2022年3月16日に起こった福島県沖地震では福島県、宮城県を中心に甚大な被害を与えました。公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(所在地 東京都新宿区、会長 若林恭英、以下シャンティ)は、22日に平時から関わりのある福島県のNPO南相馬市市民活動サポートセンターより要請があり、翌日23日職員を現地へ派遣し被災者支援の活動を行っております。
被災状況については、vol1をご参照ください。
https://sva.or.jp/activitynews/20220408-2/
■現在の活動
災害ボランティアセンターでは受けきれない被災者ニーズに対応する【みなみそうま市民とNPOによる災害支援チーム「このゆびとまれ」】(以下:「ゆびとま」)を立ち上げました。
ゆびとま打合せ写真
シャンティでは、現地団体である南相馬市市民活動サポートセンターの一般社団法人南相馬パブリックトラスト、オペレーション・ブレッシング・ジャパンと災害支援の全国的なネットワークである、震災がつなぐ全国ネットワークや災害NGO結と共に「ゆびとま」の運営サポートを行っております。
「ゆびとま」のチラシ
「ゆびとま」では、ブルーシート張りやブロック塀の撤去など専門性が高い分野のニーズを専門団体に繋ぐ役割、ボイラーや給湯器の故障によって入浴に支障が出ている被災された方への入浴チケットの配布などを行っております。
被災された方の相談の様子
「ゆびとま」を開設してから、生活再建に苦労されている被災者された方が、連日相談にいらっしゃいます。
「給湯器が壊れ1か月修理にかかると言われた。家族が多く経済的にもこれから不安で入浴チケットは本当に助かる。」
「こんなことまでボランティアさんがやってくれるとは思ってもいなかった。」
などのお声を寄せて頂いております。
現地では徐々にブルーシートなどで屋根を仮補強する技術系案件も減ってきました。一方でボランティアセンターなどの情報にアクセスできない方々への支援も少しずつ考えていかなければなりません。
今後「ゆびとま」が、地域住民の方が集まれるサロン活動や炊き出しなどを視野に活動を進めていけるよう、外部団体として応援できるよう活動を継続してまいります。
*本事業は「日本財団」からの助成金を受けて実施しております。
本件に関するお問い合わせ先
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 担当:地球市民事業課 渡邉・中井
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館2・3階
TEL:03-6457-4586 FAX:03-5360-1220