みんなが「得意」を生かせる場所を!~としまる多文化フェスティバルを開催しました~
シャンティの外国人支援事業「としまる」から、今回はイベントの様子をお伝えします。
2025年3月9日、シャンティ、としま包摂ネットワーク、豊島区民社会福祉協議会の共催で、
「としまる多文化フェスティバル」を開催しました。
これは、東京都豊島区でシャンティが行う外国人支援事業「としまる」の活動を通じ、様々な外国人の方と関わる中で、
外国人の皆さんが得意なことを生かせる場を作りたい、地域との相互理解を進めていきたいという思いから、企画したものです。
「としまる “Toshima Multicultural Support”」とは・・・?
豊島区で、外国人の皆さんの生活をサポートするため、2021年に始まったプロジェクトです。
シャンティが、社会福祉協議会、法律事務所とともに、毎月の相談会や困りごとのサポートを行っています。 日本人だけでなく、外国人の支援コーディネーターも活躍中です。どんな人でも「助けて」と言える、支え合っていける地域を目指して、活動を続けています。
生活に悩み、いつも相談に来ているあの人も、
料理のプロだったり、子どもへの読み聞かせがすごく上手だったり、
相談の場だけでは分からない、様々な「得意」があります。
多くの方とご縁を頂く中で、地域で「得意」を発揮することができる場を作ることにより、
地域との相互理解を進められるのではないか、孤立感を解消することができるのではないかと考えています。
当日の様子
天気に恵まれた3月9日、豊島区高田の高齢者施設「山吹の里」に会場を無償提供いただき、多文化フェスティバルを開催しました。
当日は、「せかいのたべもの」「せかいのファッション」「せかいのえほん」の3つのコーナーを作り、地域の外国人の方がスタッフとして「得意」を生かしながら運営に関わりました。
日本語・ネパール語・ミャンマー語でのアナウンスが流れ、イベントのスタートです!
「せかいのたべもの」
食べ物コーナーをメインで担当するのは、ネパール出身の料理人のRさん。
この日のメニューは、ネパールのモモ(蒸し餃子のようなネパール料理)、ネパール風コロッケ、パニプリ(小さな揚げ菓子)です。
目にもとまらぬ速さで玉ねぎを切っていくRさんの姿に、みんな釘付けです。
会場が、段々と良い香りに包まれてきました。
みんなで手伝い、あっという間に完成です。
そのほかにも、外国人スタッフの皆さんから、
アラブのおやつや、ミャンマーのパンケーキであるベイモン、ミルクティーなどが振舞われました。
この日は、施設に入所する高齢者の方も立ち寄ってくださいました。
はじめて食べるネパール料理に「おいしい!」と太鼓判です。
世界のファッション
豊島区には、様々な国から来た人たちが住んでいます。
様々な国のファッションを目にしたことはあっても、着たことがある人は、決して多くはないはずです。
会場では、パキスタン、ミャンマーなどの国の服を参加者の方が実際に着て、写真撮影などを楽しみました。
また、日本の着物のコーナーも!
外国人の参加者の皆さんは、はじめて着る着物に大満足。
お互いの文化について、理解を深めました。
せかいのえほん
いつも相談会にやってくる、とあるお母さん。
「としまる」では、母子向けの居場所づくり活動「としまるサロン」も行っています。
ある日のサロンにそのお母さん参加し、絵本の読み聞かせに協力してくれました。すると、あまりに上手で、みんながびっくり!
この日のイベントでも協力をいただき、多言語での読み聞かせを行いました。
また、会場には様々な絵本を準備し、来場した子どもたちも、絵本に親しむ機会を作りました。
様々な人の思いが詰まって開催された「としまる多文化フェスティバル」は、
99名の方にご参加いただき、笑顔があふれる素敵な一日になりました。
これからも、「共に生き、共に学ぶ」多文化共生社会を目指して、
何ができるかを絶えず考え、地域の皆さんとともに取り組みを続けていきます。
国内事業課 村松