2022.03.10
海外での活動

図書館の修繕を行っています

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

ハラゲー!(カレン語で「こんにちは」)ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ事業事務所のウェンです。

前々回のブログでお伝えした計画会議で、コミュニティ図書館の建物の状態とその修繕が課題の一つとして挙がりました。そこで、図書館委員会、図書館司書、シャンティのスタッフで建物の状態を確認し、修繕が必要な箇所とその優先度について検討しました。その結果、今年は7キャンプの15図書館の内、13館に比較的小規模な修繕が、ウンピアムキャンプとヌポキャンプの2館には柱や屋根を交換する大規模な修繕が必要なことがわかり、2月から修繕作業を行っています。

2月中旬に各キャンプに修繕に必要な資材を運びました。小規模の修繕は大工と図書館委員会によって行われ、フェンス、トイレ、玄関、ドア、壁、天井、基礎などを直しました。

修繕に必要な資材をキャンプに運び入れ

(修繕に必要な資材をキャンプに運び入れます。)

基礎の修繕

(図書館の基礎の修繕の様子。)

ウンピアムキャンプの大規模な修繕はすでに完了しており、図書館を開館するのに十分な状態になっています。ヌポキャンプの修繕は現在進行しており、4月の完了を目指しています。

屋根張り替え前

(張り替える前の図書館の屋根。屋根が劣化して穴が複数空いており、雨季には雨漏りが起こります。)

古い屋根の取り外し

(屋根の張り替えの様子。古くなった屋根を取り外して…)

新しい屋根

(新しい屋根を取り付けます。雨漏りを心配せずに図書館を使えるようになりました。)

図書館が壊れて使えなくなってしまわないよう、修繕作業は毎年行っています。難民キャンプのスタッフやシャンティのスタッフは、住民の皆さんに図書館を安全に心地よく使ってもらえるよう、いつも気を配るようにしています。図書館は、難民キャンプの中で子どもも大人も毎日来て、読書やレクを楽しんだり、くつろいだりすることができる、数少ない場所だからです。今後も、難民キャンプの皆さんが図書館を必要とする限り、図書館を心地よく使ってもらえるよう、サポートしていきます。