2024.08.17
国内での活動

消火器と消火栓がたくさんあった!|新宿こども防災まちあるきを開催しました

活動風景
防災・減災

2024年8月8日、社会福祉法人新宿区社会福祉協議会、曹洞宗 萬亀山東長寺、シャンティ国際ボランティア会の共催で「新宿こども防災まちあるき」を開催しました。
朝からの猛暑にもかかわらず、新宿区内在住の親子5組、区内の高校生6人が参加しました。

参加者は会場の東長寺で受付を行い、防災まちあるきに使用する地図や写真を受け取りました。

講師の福田さん(災害協働サポート東京 業務執行理事 兼 事務局長、東京災害ボランティアネットワーク)による「防災まちあるき」のお話からはじまりました。


「地震が起きたら最初に何をしますか?」「まちの中にはどんな施設や機材があるかな?」「今日はどんなルートで歩くのかな?」など、子どもたちとの会話を通してお話が進みます。

お話しが終わるとグループに分かれて「防災まちあるき」のスタートです。

写真と同じ機材や施設などを探しながら歩きます。
「あった!」と、写真と同じ消火栓を見つけたお子さん。
リーダーから「この矢印の下に消火栓が入っているんですよ」と説明を受けます。
「ここには何が保管されていると思いますか?」


「みんなはどこに避難するのかな?」など、災害時に役立つ資機材の前で説明を聞きながらメモをしました。


途中で水分補給や休憩を取って1時間半ほど歩きました。


次に、東長寺に戻り「防災マップづくり」を行いました。
歩いた道を地図に書き、見つけた災害時に役立つ資機材のシールや写真を貼りました。
その上に、どんな時に役立つのかなど知ったこと、参加したメンバーの感想を付箋に書き地図を完成させました。


続いて「防災食づくり」です。今日は備蓄品で「衣笠どんぶり」を作りました。
材料はこちら。アルファ米(白米)味付き油揚げ、乾燥卵スープ、お湯です。アルファ米にお湯を入れ待ちます。味付き油揚げ、乾燥卵スープを混ぜ、こちらにもお湯をかけます。


柔らかくなったご飯の上に、味付き油揚げと卵スープをかけて完成。


食事のあとは「防災マップ」をグループごとに発表しました。
最後に福田さんから「資機材だけではなく、災害の時は地域で暮らしている人たちの助け合いが大切なのですよ。そのためにも、日頃からどんな人たちが住んでいるのか、お話ししておくといざという時に助け合いがしやすくなります。困ったときは「助けて!」と言うことも大切ですよ」とまとめのお話がありました。

参加者からは「消火器と消火栓がたくさんあったのが印象的だった」「マンホールトイレがたくさんあったのが思い出に残っています」「たまごスープと味付き油揚げの味があっておいしかった」「みんなの発表がすごかった」という感想が寄せられました。

参加者は新宿区社会協議会から提供いただいた備蓄品セットをおみやげに持ち帰りました。

この日の夕方、宮崎県で震度6弱の地震が発生し、政府は南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」を発表しました。地震はいつ起きるかわかりません。そのためにも日頃の防災対策の大切さを改めて感じました。

*本イベントは、災害協働サポート東京(CS-Tokyo)、東京ボランティア市民活動センター(TVAC)、社会福祉法人東京ムツミ会ファロ、しんじゅQualityみつばちプロジェクトのみなさまにご協力いただきました。

●メディア情報●
JCOMチャンネル「~街って、面白い~」ジモトトピックスで配信されています。
番組詳細はこちら
【放送エリア】 新宿区・港区・中野区・東京南(杉並)エリア
【放送日】 8月17日(土)~23日(金)!11:00/20:30ほか

(国内事業課 市川斉、鈴木晶子)