2019.01.09
海外での活動

学校建設の秘訣!

アフガニスタン

サラーム。サール ナウ ムバラク!
あけましておめでとうございます。
アフガン担当の浅木です。

昨年は、アフガニスタンに行きたい!事業地が見たい!と言い続けてあっという間に終わってしまいました。まだまだ民間人の犠牲者が減らない中で、タリバン勢力との停戦や、和平交渉が実現した2018年でした。今年、2019年はアフガニスタン渡航解禁なるか、、、?と期待を膨らませたりしています。

さて、お正月はお家でゆっくり過ごしたり、初詣に行かれた方も多いかと思います。
アフガニスタンは、暦が違うため1月1日はお休みといいつつも、通常運転です。
そんな現地スタッフが頑張っている様子を伝えたい!伝えましょう!

ということで今日は、学校建設ってどうやってるの?というのを少しお見せできたらと思います。

【アフガニスタンは地震大国!耐震性には気を付ける】
山が多いアフガニスタン、この地域では大きな地震が多発しています。
地震や、それによる倒壊被害を抑えるためにも、恒久校舎を建てるには、十分な耐震性を保つ必要があります。そのため、教育省の建設局は「認可を得てない設計図では、建てちゃダメ!」と・・・。
よくよく考えると当たり前なのですが、なにかと基準が高い校舎の設計図。
やみくもに建設することはできません。カブール市内で校舎建設を自分たちで行っている団体は、なんと3団体ほどなんだとか!

認可を得た設計図のため、自然と形も似てくるんですね。

【地域の人も一緒に!】
さきほど、「自分たちで」と書いた理由です!専門技術が必要なところを除く全ての工程を、地域住民とスタッフで直接工事しています。ですので、学校建設の対象校を決めるときには、地域住民からの協力が得られるかどうかも確認します。

さらに、建設作業を管理する作業工程表は、政府と地域住民、シャンティの3者で共有しており、みんなで工程を確認しながら進めます。3者それぞれの工程の完了サインを貰わないと、次の工程に進めません。

【メンテナンスはどうするの?】
新しい建物に入るのって、わくわくしますよね。しかし、やっぱり建物も使っていくうちに傷んできます。子どもたちも、先生たちも校舎で学ぶのは初めてです。長く大事に伝うためには、どう使うのがいいのか、何をしたらダメなのか、といった内容を研修会を通して共有します。

校舎の使用が開始されるのは、新学期の始まる3月末です。
校舎で学ぶ子どもの姿をお伝えするのを楽しみにしています!

1月1日発行のシャンティ冬号には、学校建設課のスタッフ ハシュマットさんの1日を取り上げていますので、あわせてご覧ください!