2008.03.18
海外での活動

ミャンマー難民事業事務所に絵本が届きました

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

2008年3月14日(金)の朝、出勤するとベランダに何やら見慣れた宅配便のダンボールの山。
・・・・そうです!待望の「絵本を届ける運動」による絵本が到着したのです!全部で26箱に1,522冊の絵本が詰まっていました。
東京事務所からの報告によると、1月末にボランティアの皆さんやスタッフが総出で出荷作業を終え、2月9日には出港予定だったとのこと。こちらの業者さんの話では荷物は2月14日にはタイの港に到着したそうです。
バンコクまで出向いたり、通過手続きに多少労力も要しましたが何とか無事到着してよかったです。偶然ですが、タイ到着がバレンタインデー、メーソット到着がホワイトデーとめでたい日となりました。

こちらで、絵本の翻訳や訳文シールのレイアウトを担当しているスタッフのインは、「10タイトルのカレン語の絵本が到着してとてもうれしいです。訳文シールがとてもきれいに貼ってあり、丁寧な作業に図書館スタッフ一同感動しました。日本の皆さん、ご協力どうもありがとうございました。子どもたちに早く届けられるよう早速仕分けします」とのコメントをくれました。

少々個人的な話で恐縮ですが、私が東京に住んでいた時に家族ぐるみで親しくしていた近所の小学生、まこちゃんとふーちゃんが去年の夏休みに「ぐりとぐらとすみれちゃん」に訳文を貼って1冊ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ指定にしてくれたのです。
2人が熱心に切り貼りしている写真をまこちゃんのお母さんからもらっていたので、私は「是非その絵本に会いたい」と思い、今回頂いた172冊の「ぐりとぐらと・・」の絵本の束を探してみました。そうしたら幸運なことに、2人の署名入りの絵本は、何と最初に手にした10冊の中から出てきたのです。これも何かのお引き合わせ?
翻訳シールの切り口や名前シールの筆跡から、2人があれこれとおしゃべりしながら楽しそうに作業していた様子が目に浮かびました。
「絵本を届ける運動」に参加して下さった皆さん、そして東京事務所や地域でボランティアとして関わって下さった皆さん、本当にありがとうございました。
こちらはスタッフ一同、皆さんのお気持ちをそのままストレートに難民キャンプの子どもたちに届けていきます。

ミャンマー難民事業事務所長 小野豪大