「世界難民の日」の様子 現場から メーソット編
こんにちは。ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所の小野です。
6月20日は世界難民の日でしたが、前回の「メラキャンプ編」では
民族文化の祭典のようなイベントを紹介させて頂きました。
今回は、6月22、23日の2日間、メーソット市内のサハヴィタヤー中高等学校
の講堂を会場に実施されたイベントを紹介します。
講堂はこんな様子。写真はステージ側から撮影。
毎年、メーソット市内でも難民問題をアピールするため実施されてきましたが、
今回は中学生、高校生が対象。
まず、メーソット副郡長、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の国境事務所代表がご挨拶。
左からマーク代表、メーソット副郡長、通訳のUNHCRシニアスタッフのクン氏。
その後は、短編ドキュメンタリーの上演(英国へ第三国定住した家族の話)があり、
同時に、中・高生らが授業の一環として、UNHCRやNGOの展示ブースを訪れました。
10以上の展示ブースには、カレンのハンディクラフト、幼児教育、農業研修、インフラ整備、第三国定住支援、職業訓練などの活動紹介がありました(写真がなくて残念)。
UNHCRは難民の保護に関する展示とパンフレット配布。そして、SVAもお世話になっている
カメラマンの渋谷敦志さんの写真パネルも同時に展示されていました。
季刊「シャンティ」でもおなじみの写真。
そして我がSVAは図書館事業の紹介。こんな風に、中・高生が集まってくれました。
男の子たちも絵本を手にとってくれました。
女の子たちはパンフもらってあれこれ質問。
絵本を開く。カレン語、ビルマ語、読める?
折り紙をいっしょに。私も図書館員になれるかな。
授業の一環として、訪問するようになっていたためか、人数的にはそれなりに集まったものの
中・高生の関心はまちまち。でも、SVAブースは結構立ち寄ってくれた方かも知れません。
厚紙に貼った絵本のカバーを貼って、細かく切ってジグソーパズルに。
展示に参加したIOM(国際移住機関)のピエール代表は「学生ばかりじゃなくもっと一般の人がたくさん
来てくれる場所を選ばなきゃね」と漏らしていました。
毎年続く「世界難民の日」。メーソットの一般の人たちにもっと難民のことをアピールするため、
UNHCRとNGOも一層の工夫が必要かもしれません。また、来年、頑張りましょう。
ということで、以上、2回に渡って「世界難民の日」レポートをお送りしました。
小野