2014.10.20
海外での活動

共に生き、共に学ぶ

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ
活動風景

こんにちは。
ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所の菊池です。

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所では、来月4カ所の難民キャンプで「難民子ども文化祭 (Refugee Children’s Cultural Festival)」を開催する予定です。この文化祭は2009年から始まり、今年で6年目を迎えます。この文化祭では、各難民キャンプの少数民族の子どもたちを招き、日中のプログラムでは民族を超えてお互いに助け合うことを学び、夜のプログラムでは自身の民族の伝統文化を披露します。今年のテーマは、「共に生き、共に学ぶ」、シャンティのミッションを表すキーワードです。

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプが置かれる環境が変わり、いよいよ難民帰還に向けて動き始めてきている中で、ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所にとっても非常に大きなターニングポイントを迎えようとしています。その中で、改めて当会の原点に戻り、シャンティ(平和)な世界を築いていく姿勢が問われており、今年はスタッフと話し合ってこのテーマのもと、文化祭を開催することを決めました。

そして、この文化祭に向けて、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプのスタッフが、「共に生き、共に学ぶ」というタイトルの歌を作成しました。この歌には、難民キャンプの成り立ちとも関わりますが、民族の結束、そして平和な世界に向けた思いが込められています。

今日は、皆さんにこの歌とその歌詞を紹介します。

歌は、下記のYoutubeサイトからご覧いただけます。

「Live together, Learn together (共に生き、共に学ぶ)」
作詞・作曲:Saw Alvin

愛する兄弟姉妹たち、強い結束を持って
共に生き、共に学ぼう
私たちの人生は美しく
私たちの知恵は増していく
明るい未来のために共に助け合い
共に生き、共に学ぼう
カチン、カヤ、カイン、チン、モン、ミャンマー、ラカイン、シャン
私たちは互いに分かれることはない
手を取り合い、結束して立ち上がろう
愛する兄弟姉妹たち
同じ土地に住み、同じ水を飲む
次の世代の人々のため、私たちの国に平和を
共に生き、共に学ぼう

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この歌詞に込められた思いは、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプだけではなく、世界中で通じるものがあると思います。お互いに尊重し、多様性を認めながら、未来のために結束して共に生きていく。この姿勢が平和を作り出していく。

こういった思いを共有できるスタッフと一緒に仕事ができることを嬉しく感じると同時に、来月の文化祭では、少数民族の子どもたちをはじめ、難民キャンプに住む多くの人々と平和に向けて思いを共有していきたいと思います。

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所 菊池