2023.05.26
海外での活動

コミュニティ図書館を大修繕!

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

ハラゲー!(カレン語で「こんにちは」)ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所のウェンです。

 

難民キャンプ7か所にあるコミュニティ図書館全15館で、例年通り、図書館の修繕作業が進められています。

今年の1月に各キャンプで開催した計画会議で、図書館委員会が中心となって、修繕が必要な部分と今年修繕する部分について話し合いました。

その結果、全15館のうち、13館では小規模の修繕を、メラキャンプ第1図書館とメラウキャンプ第3図書館の2館では大規模な修繕を行うことになりました。

今回は、メラウキャンプ第3図書館の修繕前と修繕後の様子をお伝えします。

 

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(修繕前のメラウキャンプ第3図書館。屋根が錆びてしまっていました。)

 

修繕前の天井

(修繕前のメラウキャンプ第3図書館。天井がはがれて落ちそうになっていました。)

 

2月下旬に修繕に必要な物資を運び入れ、作業を開始しました。今年は大規模な修繕をすることになったため、図書館委員だけでなく、その友だちや近所に住む人、図書館員や青年ボランティア(TYV)も参加し、みんなで一緒に作業をしました。

メラウキャンプ第3図書館は建物全体が傷んでいたため、参加者全員で屋根と壁をはがす作業から始めました。屋根と壁を新しく張り直すのに約1ヶ月かかりました。

柱の修繕 手作業で

(屋根と壁をすべてはがした図書館。すべて手作業で修繕していきます。)

 

壁の修繕 手作業で

(柱と壁の修繕作業。こちらもすべて手作業です。)

 

屋根と壁の修繕中は、図書館員とTYVで図書館の本をすべて袋に入れ、本が傷まないようにしました。そして、修繕後にはその本をすべて棚に戻す作業を行いました。

図書館の棚に本をすべて戻す図書館員とTYV

(袋に入れた本をすべて本棚に戻す図書館員とTYV。15,000冊以上あるので一苦労ですが、きれいに戻してくれました。)

 

また、図書館員とTYVで図書館内をきれいに清掃し、天井に折り紙の飾りをつけて、利用者が気持ちよく利用できるようにしました。

修繕後きれいになった図書館の外観

(修繕完了後の図書館の外観。こんなにきれいになりました!)

 

清掃、飾りつけをしてきれいになった図書館

(修繕後、飾りつけをしてきれいになった図書館。)

 

図書館は3月下旬から通常通り開館しており、利用者が戻ってきています。

皆さんのご支援のおかげで、難民キャンプの皆さんがまた気持ちよく、安心して図書館を利用できるようになりました。ありがとうございます。

 

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所 ウェン