【外国ルーツの子ども支援】オンライン居場所活動のご紹介
シャンティではNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークと協働で、豊島区内の外国ルーツの子ども支援として「居場所づくり活動」を行っています。
新型コロナウイルス流行が続く中、当初の予定とは異なりオンラインでの活動を続けていますが、居場所スタッフとオンライン、そして子どもたちが手をつなぐと、なかなか楽しい居場所ができたようです。
それでは早速行ってみましょう!
土曜のよるがやってきました!!
今週も居場所がはじまります!LINEも使って多言語で呼びかけます。
まずは、参加した子どもたちとミニゲームやクイズを行い、雰囲気が和らいだ後で、スタッフが作成したプログラムに取り組みます。ダイバーシティビンゴ、自己紹介すごろく、理想の街マップづくりなど、毎回多彩なプログラムを用意しています。
ここでのプログラムはただ「楽しい」と思えるだけでなく、日本社会においてマイノリティである外国にルーツを持つ子どもたちが、「自分はこれでいいんだ」と思えるような、自己肯定感を得られることを活動の軸としています。言葉の壁もあり発言に消極的だった子どもも、活動を通して積極性・自主性をつかみ始めています。
「学校では静かだけど、こっちではおしゃべりと言われる!!」
スタッフの紹介
居場所を運営するスタッフ4人、その名もWAKUWAKU×ルーツ(クロスルーツ)の皆さんです。
大学院に通いながら、居場所での活動を続けています。
ちょっと話しづらいことも話せてしまう、子どもたちの優しいお兄さん、お姉さんたちです。
毎週とっておきのプログラムとともに、子どもたちを待っています。
そして、「居場所」に欠かせないのが、通訳の2人!
2人は大学生。中国とネパール出身です。
日本に来て地域の学校に通うけど、日本語がわからず周りとコミュニケーションが取れない、自信をもって話せない、勉強についていけない・・・
そんな悩みを持つ子どもも、この2人がいれば大丈夫!全く日本語がわからなくても、2人がやさしく通訳してくれます。
うまくいかないこと、いやだなって思うこと、誰にだってあると思います。
そんなときでもふらっと寄って、自分が自分でいられる、ここはきっとそんな「居場所」です。どうか多くの方に見守っていただき、多文化共生社会実現の一助となるべく、これからも活動を続けていきます。
活動についてはぜひこちらのWAKUWAKU×ルーツ紹介ページもご覧ください。(英語・中国語のページもあります)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
地球市民事業課 国内事業担当 村松
※本事業は、令和2年度東京都在住外国人支援事業助成、パブリックリソース財団「コロナ給付金寄付プロジェクト」、パブリックリソース財団「J-Coin基金」、三菱財団×中央共同募金会「外国にルーツがある人々への支援活動応援助成」、株式会社リコー「リコー社会貢献クラブ・FreeWill」の助成を受けて活動しています。ご支援者の皆さまにおかれましては、心より御礼申し上げます。