【在留外国人緊急支援】お伝えします!外国人支援の裏側!!(当日編)
シャンティでは、2021年5月より、コロナ禍における緊急支援として、社会福祉法人豊島区民社会福祉協議会、弁護士法人東京パブリック法律事務所と連携し、豊島区において外国人への包括支援事業を実施しています。
先月は、毎月実施しているフードパントリー・相談会の準備について、お伝えしました。
https://sva.or.jp/activitynews/domestic/
今回は活動当日についてお伝えします。
開始1時間前
ついに開催日がやってきました。シャンティ職員とコーディネーターが、早めに会場に集まります。
聞き取りブースの設置とともに、スタッフで協力して食べものの袋詰めを行います。
来場者の皆さんは、事前に発送したチラシやSNSを見て、Googleフォームで申込をしていますが、毎回40人前後の申込があり、その数に合わせて地元のお店を中心に食料を調達してます。
開始30分前
スタッフで輪になって挨拶をし、来場者数などを確認します。
その後、聞き取りチーム(弁護士・社会福祉協議会・コーディネーター)を中心に、聞き取りについての打合せを行います。当日の来場者数や、コロナの感染状況により、1件当たりの聞き取り時間や重点聞き取り事項などを確認します。
開場!
続々と外国人の方が訪れます。
まず、聞き取りチームによる聞き取りを行います。
外国人の皆さんのお困りごとをお伺いし、インテークシートに記入していきます。具体的な支援に繋げることはもちろんのこと、「聞いてもらえて嬉しかった」という声も上がります。
日本語が得意でない方は、ミャンマー語・ネパール語・英語・中国語に対応したコーディネーターが、通訳に入ります。
帰りには、緊急生活支援として食料をお渡しします。大変助かっている、という多くの声が寄せられています。
食料は申込分用意していますが、当日来れなくなった方や申込がうまくできずに予約なしで来る方もいらっしゃます。
その場合は、足りなくなった食料を買いに近くの店に走り、何とか数を合わせます。
終了後
多いときには1テーブルで10人近い相談を受けることも。
聞き取った内容をまとめ、確認した上で継続支援が必要か聞き取り担当が判断します。
この活動によって拾い上げた声は、後日関係者でもう一度話合い、これからの支援に繋げていきます。
振返りを行い、スタッフみんなで掃除をして解散です。
この活動も、始めの頃は緊張の連続でしたが、最近はこれまでに増して笑顔で外国人の皆さんを迎えることができるようになりました。来場者の方も、笑顔で帰っていく様子が印象的です。
コロナ禍の収束が見えない中、これからも連携団体と手を取り合い、シャンティは支援を続けていきます。
国内事業担当
村松
※この活動は、休眠預金を活用して実施しています。