【熊本地震】銭湯で身体も心もリフレッシュ!
こんにちは、緊急救援室の木村です。
シャンティでは、玉名市のれんげ国際ボランティア会(ARTIC)と連携し、熊本市内の避難所に避難されている方々への支援活動を行っています。今日は、活動のうちのひとつ、入浴送迎支援について現地で活動しているスタッフからの報告をお届けします。
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5月26日より、熊本市内東区の7ヶ所の避難所にて入浴送迎の支援を実施しています。シャワーやお風呂などの入浴施設が併設されていない避難所もあり、特にご自宅の状況によりお風呂が使えない方や、銭湯まで行く手段がない方、知人や近所の方からもらい湯をしているけれども気兼ねされている方にとっては、毎日でもお風呂に入りたいけれどもそうすることが難しい状況にありました。
【写真】ARTIC事務所のある熊本県玉名市は、5月下旬~6月上旬頃まで花しょうぶが見頃です。
すでに熊本も梅雨入りしておりますが、一方で日中30℃を超える日もあります。避難所の生活においては、「入浴」を通じて身も心もさっぱりすることが、少しでも避難所生活でのストレスを軽減し、衛生面にも寄与することにつながるのではないかと思います。
そこで、いくつかの避難所をマイクロバスで巡回し、市内の入浴施設への送迎を行うことにしました。
【写真】入浴に行く避難者のみなさん。毎回、スタッフもお供します。この日は地元・九州看護福祉大学の学生さんたちもボランティアでサポートしてくれました。
同じ避難所で既に仲良くなった方たちを中心に、バスの中はすでに遠足のような雰囲気に。
【写真】参加者の方々にお声かけしながら場を和ませる、ARTIC事務局長の久家(くが)さん
1時間ほどで入浴と休憩時間を終えて戻って来られたみなさんの、さっぱりしたお顔。何だかこちらまで嬉しくなってしまいます。そのほか、いろいろなお声を聞かせていただきました。
「今までバケツに水を汲んで外に置いておき、昼間日光で温めた水で体を拭う程度だったので、お風呂に入れるのは大変ありがたい」
「気持ちがよく、3回もサウナに入った」
「地震が怖いので、外でお風呂にゆっくり浸かれるのは嬉しい」
「外へ出て景色を見るだけでも楽しい」
6月中旬に入り、熊本市内の一部では仮設住宅もでき始め、避難所の人数の減少や集約により閉鎖になる避難所もあります。他方で、家屋被害を受け、落ち着ける場所が見つからない避難者の方たちにとっては、もうしばらくは避難所での生活が続くことになります。入浴送迎のほか、食事配達や避難所でのお茶会を通じて、そういった方たちの声に耳を傾けながら、必要なこと、私たちにできることをARTICと一緒に考えています。
◆熊本地震 活動報告会のご案内
「しんじゅく防災フェスタ2016」プレイベント 熊本地震・支援団体 活動報告会in新宿 「熊本地震の現場から〜人と地域の力を活かすために~」 ※当会から木村が登壇予定です。詳細はコチラ
[日時]2016年7月18日(月・祝)14:00−16:00
[場所]東京YMCA山手コミュニティセンター STEP-A
[住所]東京都新宿区西早稲田2-18-12
[地図]http://tokyo.ymca.or.jp/yamate/access.html
[参加]無料、要事前予約
[詳細]http://bosai-festa.com/festa/20160718_kumamoto/
◆本件に関するお問い合わせ先
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 担当:緊急救援室 木村
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館2、3階
Tel:03-6457-4586 FAX: 03-5360-1220 E-mail: eru@sva-old.skr.jp