【令和元年8月九州北部豪雨】災害から一カ月、佐賀県武雄市の被災地では
この度の豪雨水害により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
豪雨が発生してから一カ月が過ぎようとしております。シャンティ国際ボランティア会では、豪雨で被害を受けた佐賀県武雄市を中心に支援活動を行っています。
シャンティ国際ボランティア会「令和元年8月九州北部豪雨」支援活動について
被災地の現状
豪雨により床上・床下浸水などの被害が多かった佐賀県武雄市では、家屋のゴミ出しや床下の清掃などがひと段落しつつあります。山積みになっていた災害ゴミも少しずつですが片付いてきました。
お話を伺ったお宅の床下の様子
積み上げられた災害ゴミ(武雄市)
被災された方たちは
シャンティ国際ボランティア会は、佐賀県武雄市で子どもの居場所づくりに取り組む「よりみちステーション(代表:小林由枝)」が企画した「週末子ども広場」を支援しています。第一回目を9月8日に武雄市内のお寺で開催し、二回目からは武雄市内の小学校の一画をお借りし毎週末行っています。今では顔なじみの子どもも多くなりました。
子どもを迎えに来たお母さんから「被災から数週間、カップ麺しか口にしていなかった」という話を聞きました。自宅の片づけなどで落ち着かない中で、今後について考える余裕も無く料理をする時間さえありません。そのため、被災後に家計から最初に削られるのが食費です。「週末子ども広場」の日は「グリーンコープ生協さが」から身体にやさしい飲み物や炊出し弁当、日持ちする食品などをご提供いただいています。また、お母さんが少しでも休息できるようにとハンドマッサージや足湯も行っています。今後も子どもたちが無心で遊べる時間と、お母さんがゆっくりできる時間を大切に、活動を続けてまいります。
「週末子ども広場」の様子
阪神淡路大震災以降、国内災害の支援活動を行ってきたシャンティの経験を活かし、令和元年8月九州北部豪雨の被災地での支援活動に取り組んで参ります。活動の進捗については、随時お知らせさせていただきます。被災地で必要な支援を行うには、皆様のご支援が必要です。どうぞご支援よろしくお願いいたします。
道端に咲く彼岸花