ラオス JICA草の根技術協力事業 教員を対象とした読書推進活動ワークショップを実施しました!
サバイディ!ブログをご覧いただきありがとうございます。
ラオス事務所は、2024年6月にJICA草の根技術協力事業「初等教育における少数民族児童の指導・学習環境改善事業」を開始しました。本事業の概要等については、下記のブログ記事よりご確認いただけます。
ラオス JICA草の根技術協力「初等教育における少数民族児童の指導・学習環境改善事業」を開始しました!
事業開始から約5か月目にして、最初のメインとなる活動である読書推進活動ワークショップを実施しました。
このワークショップ内容を計画するにあたり、県・郡教育スポーツ局職員と2度に渡り計画会議を持ちました。
以下の写真はその時の様子です。
第二回計画会議にて郡教育スポーツ局職員が模擬事業を実施している様子
計画会議では、SVA職員と行政職員、対象校の教員や村長等が意見を出し合って本ワークショップの内容を協議しました。
こうして完成したプログラムを持って、10月と11月にそれぞれポンサイ郡とムンゴイ郡で読書推進活動ワークショップを実施しました。
本ワークショップは、対象とする小学校において読書室または読書コーナーを設置し、教員と村の住民が協力して運営・管理また活動を実施するための知識と技術を身に着けること目的としています。
主な内容としては、読書室・読書コーナーの設置に必要な重要要素と運営・管理方法、読み聞かせの技術、また今後の活動実施計画の作成等を取り扱いました。
参加者が図書貸し出し用のカードを作成している様子(ムンゴイ郡)
SVA職員による絵本の読み聞かせワークショップの様子(ポンサイ郡)
本ワークショップでは、SVA職員のみならず郡教育スポーツ局職員にも講師を担っていただきました。
ワークショップは3日間に渡って行われました。全プログラムが終了した時の先生方の表情からは、読書室や読書コーナーの設置と活動の実施に向けた意気込みを感じました。
中には、「読み聞かせや絵本を通した活動を継続することで、少数民族の子どもたちがラオス語を読んだり聞いたりできるようになる!」と感想を述べてくれた教員もいました。
今月からは各学校を回り、各学校が設置した読書室・読書コーナーを視察します。また、本の貸し出しや読み聞かせの活動がワークショップ後にどのように行われてきたか、問題点やその解決策について協議をするさらなるワークショップを実施する予定です。
今後もJICA草の根技術協力事業の様子を掲載するので、引き続きシャンティのウェブサイトをご覧いただけると幸いです。
ラオス事務所 喜納