2010.02.19
海外での活動

図書箱を配布した小学校へ行ってきました

ラオス

SVAラオス事務所が行なっている図書館活動のひとつに、

図書箱配布活動があります。

図書室がまだない学校に、本がぎっしり詰められた箱を届けて

子どもたちの読書の機会を増やそう!という目的でおこなってきた活動です。

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図書箱を配布する活動は、今から18年前の1992年に始まり、

昨年2009年までで、合計1,942箱を配布しました。

※今年2010年は、これまでの活動の評価を行うために、

  図書箱を配布する活動自体の実施はいたしません。

この活動を長年に渡ってご支援して下さっている

九州電力労働組合・福岡支部(以下、九電ユニオン福岡)の皆さんが、

2月10日から図書箱を配布した小学校を訪問されました。

とても長い間、続けて行なって下さったご支援は、

ラオス国内のたくさんの子どもたちへ、たくさんの本と、

両手に抱えきれないほどの希望と未来を届けてくださいました。

ルアンパバンにある小さな村にある小学校を訪れられた11人の

九電ユニオン福岡の皆さんは、図書箱を真剣な眼差しでご視察され、

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帰国後の報告会のためのカメラ撮影やインタビュー、調査も

積極的にしてくださいました。

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箱の中身を見ると、どこに行っても人気の『おおきなかぶ』は、

たくさんの子どもたちや先生に読み続けられて、

かなりお疲れの様子でした。

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図書箱視察のあとは、九電労組・福岡の皆さんは、

小学校の子どもたちとの交流に精を出され、汗まみれになっていました。

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初めて見るシャボン玉にビックリ!

思わずシャボンの液を吸っちゃったり、

風に舞うシャボン玉を追いかけ続けて転んでしまったり

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福岡の伝統芸能(?)をご一緒に。

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本の楽しさを伝えようと、子どもたちと分かり合おうと、

覚えたてのラオ語を一生懸命駆使して、こちらも汗まみれに。
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ラオス事務所で私が日々書き続ける報告書を見ると、

そこに書かれている『御支援者』と『受益者』の文字は

堅苦しくて、少しひんやり感じ続けていました。

(文章力の無さが故なのですが...)

でも、それぞれの人たちが、

ラオスの真っ青な空の下で手を取り合い、

満天の星空の下で肩を寄せ合うと、

それはそれは、なんとも言われぬ温もりを感じたのでした。

普段は遠く離れたところで、全く異なった時間を送っていても、

それでも、乾かない心を持ち続けていれば、お互いに

共に学んで、共に生きつづけることができる、と改めて感じました。

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ラオス事務所 鈴木淳子