絵本の旅
絵本の旅
サバイディー(ラオス語でこんにちは)
ラオス事務所の半田です。
東京の気温を見ると、私たちの活動地であるルアンパバーンの気温とほとんど変わらないのでとても驚きます。東京も暑いですね。
そんな暑い日差しの毎日の中、移動図書館チームは段ボールを用意しました。
どん。
いったいなんの箱かというと、
皆さまが絵本を届ける活動を通じて作成していただいた絵本が詰まっている箱です。
今日は、絵本がラオスの公共図書館に届けられるまでをお送りしたいと思います。
箱詰めされた本たちは、私たちが活動するルアンパバーンとヴィエンチャン首都をはじめとした10の公共図書館に配布されます。
ラオスには宅配便会社がまだまだ少ないので、絵本を運ぶ際にはバスを利用します。
しっかりとバスの行き先と箱の行き先を確認します。
ラオス人職員がバスのドライバーと本の行き先の確認を行い発送完了です。
ところ変わって、ルアンパバーンにある公共県立図書館には私たちが直接配布に向かいます。図書館のスタッフと一緒に本を確認し、記念撮影。
本の登録を済ませた後、この本たちは読めるようになります。
絵本の配布後、公共図書館の中を見学させていただいていると、
ある部屋では子どもたちが集まっていました。
すると、子どもたちが次々と前に立ち本の読み聞かせを行い始めました。
図書館の職員に話を伺うと、ルアンパバーンの県立図書館が、来週休館するため、子どもたちが自分たちで物語を読めるようにと練習を行っていたそうです。
子どもたちの中には、シャンティが過去に出版した絵本を使って練習している子たちもいました。
私がラオスに来て初めて見た読み聞かせの様子。
言葉はわからなくても、読み聞かせえをしている姿を見たら
私が子どもの時に味わった絵本を読んでもらう特別感とわくわく感が蘇ってきました。
残念ながら、この様子の写真を掲載することはできないのですが、
シャンティが過去に出版した本を子どもたちが実際に手にしている様子を
この目で確かめられたことで、言葉にはできない気持ちが胸にこみあげてきました。
これからもラオスの子どもたちがより多くの絵本を読めるように、
配布活動を責任もって行っていきます。
今回私たちがお届けした絵本は、日本で作成されました。
この絵本たちがどのようにしてできるのか気になる方は、
是非、絵本を届ける運動にご参加ください。
皆さまが作成した絵本は、来年同じようにしてラオス事務所にやってきて、
支援地の小学校、公共図書館等に配布されます。
よろしくお願いいたします。
写真の中の本のタイトル
ジオジオのかんむり 福音館書店