2016.07.22
海外での活動

ミャンマーの仏教文化を訪ねるツアー 参加者募集!

ミャンマー

皆さまこんにちは。広報課パートの神野です。
突然ですが、実は私、「お坊さん」です。自分でさん付けするのもなんだか恥ずかしいですが・・・いわゆる「僧侶」でございます。このブログなんかでも時々出てきますが、シャンティは僧侶がスタッフとして働いている、ちょっと珍しい?NGOなんです。

さて、そんな私が今回ご案内しますのは、「ミャンマーの仏教文化を訪ねるツアー ~ミャンマー僧侶に学ぶ地域における寺院の役割~」(11/28~12/3)です。ここ数年カンボジアで行ってきた「仏教文化を訪ねるツアー」ですが、今年は活動開始から3年目を迎えるミャンマーにて開催します。

シャンティ国際ボランティア会は、その歴史から、全国の僧侶の皆様、寺院関係の皆様からも多くご支援・ご協力をいただいています。中にはシャンティの支援だけではなく、それぞれの地元地域において様々な活動に取り組んでいる方が多くいらっしゃいます。今回のスタディツアーは、そんな日本の僧侶の皆様、寺院関係の皆様、仏教を通して様々な活動をする皆様はもちろん、これから地域活動に取り組んでいきたい!という方々に向けたツアーです。ミャンマーの僧侶との交流を通し、日本の地域社会を改めて考えていきたいと思います。

ツアーの詳細はぜひイベントページでご確認いただきたいと思いますが、ここではツアーの「4つ(+1)のおすすめポイント」をお届けします!早速いきましょう!

ツアーのおすすめポイント(1) ミャンマーの僧侶たちとの交流 生の声を直接!

今回のツアーの目玉は、何と言ってもミャンマーの僧侶たちと「直接」会って交流するという点です。普通のツアーではお寺の見学・観光はあっても、僧侶たちと実際にお話しする機会はなかなか無いのではないでしょうか。

今回のツアーでも、地域住民と協力して「寺院学校」を運営するというジンチャン・タウン寺を訪ねます。ここでは650人もの子どもたちが無償で通っているといいます。僧侶たちはどのような想いでこの「寺院学校」に取り組んでいるのでしょうか。僧侶たちと直接会ってその想いを伺います。そして、彼らの活動や姿勢から「地域における寺院の役割」を改めて考えていきたいと思います。こういった僧侶との交流企画は、シャンティならではかと思います!

ミャンマー寺院学校の様子(C)Yoshifumi Kawabata)

寺院学校の授業の様子 小僧さんも一緒に勉強中です

ツアーのおすすめポイント(2) 寺院での宿泊体験 僧侶たちの生活を知ろう!

こちらも普通ではなかなか出来ない、ミャンマーの寺院での一泊体験です。寺院に泊まり、僧侶たちの生活を肌で感じることが出来ます。寺院に泊まる折角の機会ですので、出来るだけ現地の習慣に則った生活を体験していただきたいと思います。少し大変かも・・・ですが貴重な経験になるはずです!

尼僧の托鉢風景(C)Yoshifumi Kawabata)

尼僧さんの托鉢の様子 ミャンマーの僧侶はどんな一日を過ごすのでしょうか

ツアーのおすすめポイント(3) 子どもたちとの交流企画 触れ合いを楽しみましょう!

今回は寺院学校に通う子どもたちと共に、学校の遊具作りを行います。遊具作りを通して子どもたちと触れ合い、思わず笑顔が溢れて、きっとミャンマーをより身近に感じていただけると思います。子どもたちとの交流企画も、教育支援活動を行うシャンティならではの企画です!

ミャンマーの子どもたち(C)Yoshifumi Kawabata

人懐っこいミャンマーの子どもたち 顔には塗られているのは「タナカ」です

ツアーのおすすめポイント(4) 遺跡群やパゴダ、ヤンゴンの視察・観光も ミャンマーの「今」を感じましょう!

やはり観光も重要ポイント。ミャンマー初の世界遺産となった「ピー古代都市群」や荘厳なパゴダ、そしてミャンマーの最大都市であるヤンゴンにも観光に行きます。発展目覚ましいミャンマーの「今」を感じましょう!

パゴダ

パゴダはミャンマーを象徴する建物であり、人びとの信仰の中心です。

おまけの+1・・・個人的なおすすめポイント!

やはりスタディツアーの最大のポイントは「自分の目で見て、体験する」という点ではないでしょうか。私たちは日本にいながら瞬時に世界の様々な情報にアクセス出来るようになりました。しかし、「自分の目で見て、体験する」ということは、何事にも代えられない経験となります。その経験が出来るのが、スタディツアーの最大のポイントです!

最後に・・・シャンティが活動している国や地域では、宗教の信仰は人びとの大切な拠りどころ、文化の一つとなっています。その中でミャンマーは、国民の90%が仏教徒と言われるように仏教への信仰が厚い国です。しかし、僧侶たちはその状況に甘んじるのではなく、むしろ積極的に地域住民と関わり、様々な活動を行っています。

ご紹介したような「寺院学校」は、ミャンマーには1,500校もあり、それだけではなく、身寄りのない子どもたちや、住む村に学校がなく遠方まで行かないと通うことが出来ないという子どもたちを預かり、寺院に住まわせて学校に通わせているケースもあります。

子どもたち、そして地域の為に奮闘し活動を続けるミャンマー僧侶たちの姿は、きっと私たちにも多くのヒントを与えてくれるでしょう。そんなミャンマー僧侶たちを、今回のツアーで訪ねていきたいと思います。皆様、ぜひぜひご参加ください。

詳細はイベントページ「ミャンマーの仏教文化を訪ねるツアー2016」から!
https://sva-old.skr.jp/wp/?p=19247

2013年にシャンティが実施したスタディツアーのレポートもあります!
https://sva-old.skr.jp/wp/?p=8431