インターン中の僕がミャンマーピー事務所でのインターンをおすすめする理由
ミンガラーバー(おはよう、こんにちは、こんばんは兼用のビルマ語の挨拶)
ミャンマーピー事務所インターンの黒田です。
今回は、国際協力に興味のある方に向けてうれしいお知らせです。
実は先日、僕の後任に当たるミャンマーピー事務所の一年間有償インターンの募集を開始しました。
(詳しい募集要件はこちらの募集要項でご確認ください。)
しかし、募集要項には応募にあたってどのような条件を満たす必要があるのか、最低限の情報しか記載されていません。
そこで今回はこのインターンプログラムに参加している僕が以下のポイントについて詳しくお話しようと思います。
- 普段の仕事内容とどのような経験を積めるのか
- このプログラムにどんなメリットがあるのか
ではさっそく本題に入っていきます。
普段どんな仕事をしているのか
まずミャンマーピー事務所のインターンのポジションは学校建設事業の補佐になります。
ということで基本的には学校建設に関わる業務に従事します。
具体的には、
- 建設支援する学校の選定
- 支援予定校の学校長との関係構築
- 選定された学校所在地の担当行政官(教育局長)との関係構築
- 建設会社の選定
- 建設が始まってからの定期視察
- 完工後のセレモニー準備
- 完工後の定期視察
この間に、
- 東京事務所を通じてご支援いただいたご支援者様への報告書の作成
- 当会が行っている図書館事業の補佐業務
などが入ります。
そして東京事務所とのやりとりを除いて、業務は全て英語で行われます。
現場に出ることも多いですが、報告書の作成や翻訳(英→日、日→英)など事務所での書類作業ももちろんあります。
また、ミャンマーに訪問される方の受け入れ調整などの業務も場合によっては入るため、学校建設事業を中心としつつも、必要に応じてミャンマー事務所全体の仕事に関わるポジションになります。
このように、
一年間のインターン期間中に支援校の決定から実際の建設支援、建設後のフォローアップまで一貫して関わることができるため、NGOがどのように事業を実施しているのか全体感を把握することができます。
どんなメリットがあるか
<インターン参加のメリット1>国際協力の現場・実務を体験できる
本プログラムでは対象校の選定から実際に支援を完了するところまで全体を通して携わることができます。
支援対象の地域は基本的に街から離れた貧しい農村地帯ですので、定期視察を通じてそういった貧困地域の実態を知ることができます。
また、国際協力には書類業務が不可欠です。そういった事務処理能力もご支援者の方々へのレポート作成や翻訳を通じて培うことができるのもメリットの一つです。
<インターン参加のメリット2>経済発展の途上にある国を体感できる
2012年の民主化以来、ミャンマー経済は右肩上がりの成長を続けています。
ネピドーやヤンゴンといった都会が重点的に発展していきますが、ピーのような地方都市も徐々に経済成長の影響を受けています。
それによって得られるもの、失われるもの、経済が発展しても変わらないものなど、経済成長の途上にある国だからこそ起こる変化を体感することができます。
<インターン参加のメリット3>多様性を知ることができる
ミャンマーは多民族国家で、国内には130を超える少数民族が居住しています。
全国民の7割はビルマ族であるため、公用語はビルマ語ですが、ヤンゴンやピーにもビルマ語以外を話す人々、独自の文化を持つ人々が暮らしています。
また仏教をはじめ、キリスト教やイスラム教、アニミズム信仰など様々な宗教の混在する国でもあります。
このように日本とは大きく異なる多民族、多宗教国家に住み多様性を体感することができます。
<インターン参加のメリット4>生活費を補助してもらえる
国際協力業界のインターンは基本的に無給である中、本プログラムは有償プログラムです。
もちろん民間企業の給料のように何十万円ももらえるわけではありませんが、ミャンマーで生活するには十分な額です。
貯金を切りくずさずに国際協力の現場で経験を積むことができるというのはとても大きなメリットだと思います。
<インターン参加のメリット5>一年間のプログラムである
インターン期間は数週間から1年を超えるものまで様々ですが、今回の募集は一年間のプログラムです。
僕は一年間という期間はとても魅力的だと思いました。
なぜなら基本的に何事も1年=1サイクルだからです。
数ヶ月の滞在では、実際に行なわれている事業の一部分しか見ることはできません。
しかし、一年滞在すれば季節の移り変わりとともに事業の1サイクルに携わることができます。
<番外編1>世界一美味しい(と僕が思っている)マンゴーが食べ放題
ミャンマーはフルーツ大国ですが、その中でもマンゴーは絶品です。
そして5〜6月頃にピーで採れるマンゴーは格別に美味しい品種です。
日本で食べることはできませんが、もし日本で売ったら一個数千円することは間違いありません。
そのマンゴーを一個数十円で食べることができます。
<番外編2>ミャンマー最大のお祭り「水かけ祭り・ティンジャン」に参加できる
ミャンマーでは毎年4月中旬に水かけ祭りが開催されます。
水かけ祭りというとタイの「ソンクラン」が有名ですが、
実はミャンマーでも毎年開催されていて、タイに負けず劣らず激しいお祭りです。
海外の伝統文化、お祭りに参加してミャンマーを体感する絶好の機会です。
終わりに
このように長期インターンには、様々なメリットがありますので応募するかどうか迷われている方はぜひ応募してください。
この記事を読んだ方とミャンマーのピーでお会いできることを心待ちにしています。
https://sva-old.skr.jp/wp/?p=22440
では今回はこの辺りで失礼いたします。
ミャンマー ピー事務所インターン 黒田