防災紙芝居が完成しました!
皆さん、ナマステ。ネパール事業調整員の西田です。
防災紙芝居がついに完成しました!
今回は下記の二タイトルの防災紙芝居を作成しました。
1.地震はどうして起こるの?
2.学校で地震が起きたらどうする?
ここで簡単に内容をご紹介したいと思います。
1.地震はどうして起こるの?
子どもたちが地震はどうやって起こるのか予想しています。“星がたくさん見えたら・・・”、“地面の下に牛や象がいて彼らが動いたから・・・”、“神様が怒ったから・・・”、色々な意見が飛び出します。そんな中お姉さんが、地面(プレート)がゆっくり動いていること、ネパールは二つのプレートの間に位置するので、地震が起きやすいこと、地震がいつ起こるかは予測できないことを子どもたちに伝えます。
「牛や象が動くと地震が起こる」という発想は、日本の「なまずが暴れると地震が起こる」に似ているところがありますね。ちなみにヒンドゥー教では牛は神様として崇められています。この紙芝居で地面(プレート)の動きによって地震が起こること、地震がいつ起こるかは予測できないことを学んでもらえればと思います。
写真:紙芝居No.1 地震はどうして起こるの?
2.学校で地震が起きたらどうする?
ある日学校で地震が起こりました。みんなが慌てて逃げ出したため、将棋倒しになってしまいました。その後教員が避難の仕方、おさない、走らない、しゃべらない、戻らない、を子どもたちに教えて、地震に備えることが大切だと学びました。
2015年の地震では、地震が起こった4月25日は土曜日で、学校が休みの日でした。そのため学校で地震が起こった際にどのように対応すればよいかわからないという声がよく聞かれました。この紙芝居を使うことで、学校で地震が起こったときの対処法を楽しく学べればと思っています。
写真:紙芝居No.2 学校で地震が起きたらどうする?
また、11月に図書活動研修会を行い、防災紙芝居の使用法に関して教員の皆さんに学んでもらいました。紙芝居の演じ方をレクチャーした後に、グループに分かれて紙芝居の読み聞かせを実践してもらいました。研修に参加した教員からは「児童は初めて紙芝居を見たのだが、大変集中しておはなしの世界に入っているのを感じました。地震が起きた時、どうやって自分の身を守るべきなのか、よくわかったと思う」という声が聞かれました。
写真:研修会にて紙芝居の実演を行う教員たち
これからも紙芝居を通じて防災について楽しく学んでいけたらと思っています!
(この紙芝居は、外務省 日本NGO連携無償資金協力事業にて実施しました)